Takeru Shiraishi

2024☆Brand new Movies

「シティーハンター」“「C・H」の三様の世界線が入り混じり共存する奇跡的な実写化”

体現している人物が「冴羽獠」であることを信じて疑わせない鈴木亮平は、奇跡的ですらあった。それは、一般的な漫画の映画化作品における“忠実”とは一線を画していると言っていいくらいに、正真正銘の“実写化”だった。
2024☆Brand new Movies

「ドミノ」“「トータル・リコール」リメイクはベン・アフレックが良かった”

ロバート・ロドリゲス+ベン・アフレック、この初めての組み合わせに対しては、作品そのものの是非の前に、ある種の“信頼感”があった。
2024☆Brand new Movies

「劇場版 からかい上手の高木さん」“脳内補完でとなりの席の高木さんを思い出す”

「からかい上手の高木さん」は、原作を長らく漫画アプリで無料で読んでいたのだけれど、四十路を超えた立派なおじさんである私は、次第に二人が織りなす甘酸っぱさと眩しさにたまらなくなってしまい、先日ついに単行本を購入し始めた。
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ひとりごとの記憶40s

“それ”の共有

子どものころから、ふとした瞬間に、「自分」という人間自体をまるで俯瞰しているような、客観視しているような、不思議な感覚に陥ることがあった。 身体自体はそれまでの動きを継続していて、意識もあるにはあるのだけれど、それを動かしているのが自…more
2024☆Brand new Movies

「名探偵コナン 紺青の拳」“スーツケースで密入国はしたくない”

相変わらずというかなんというか、繰り広げられる事件、アクション、サスペンス、すべてにおいて「なんだそりゃ…」の連続。娘と二人で観ながら、終始ツッコミっぱなしだった。
2024☆Brand new Movies

「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章」“日常の中の非日常を切実に茶化すくそやばい寓話”

多様性という言葉のみが先行して、それを受け入れるための社会の成熟を成さぬまま、問題意識ばかりが蔓延する現代社会において、私たちは、いつしか見なければならない現実から目を背け、まるで気にもかけないように見えないふりをしている。
ひとりごとの記憶40s

「傲慢と善良」

久しぶりに小説を読んだ。 「傲慢と善良」辻村深月 著 卒業式を間近に控えた小6の娘が読んだというので、それに続いて手に取った。仲の良い読書好きの友達が読んでいたらしい。 内容は、現代の「婚活」をテーマにした恋愛小説だったが、その本質は…more
2024☆Brand new Movies

「オッペンハイマー」“人類は今なお毒りんごを捨てきれない”

「原爆の父」として、特に我が日本にとっては、切っても切り離せない人物として存在するJ・ロバート・オッペンハイマーの目線を、一つの視点として描き出した本作は、紛れもない傑作である。そして、やはり日本人こそが観て、様々な感情を生むべき作品だろうと思った。
スバラシネマReview

スバラシネマex「ブギウギ」“時代の悲哀も作劇の不満も、すべてをまかり通す歌唱力一発の娯楽力”

1981年生まれの私は、当然ながら笠置シヅ子が生で歌唱する姿を観たことはない。けれど、或る「記憶」から、彼女が昭和の時代を代表する唯一無二の歌手であることは知っていた。そしてその特徴的な歌声も、印象強く脳裏に刻まれていた。
ひとりごとの記憶40s

卒業

愛娘が、小学校を卒業した。 自分が小学生の頃の6年間は、もう永遠とも呼べるくらいに長い時間だったように記憶しているけれど、 自分自身が四十路を挟んだこの6年間は、無情なほどにあっという間で、実感は皆無だった。 けれど、娘の…more
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