Takeru Shiraishi

2024☆Brand new Movies

「アステロイド・シティ」“様々な観点と同じ数の賛否を生む懐の深い映画”

メインストーリーを極彩色豊かな劇中劇として映し出し、舞台劇のように描き出した現実描写を挟み込んだ入れ子構造は、意図的に難解で、映画世界に没頭しづらい。 けれど、その感情移入のしづらさそのものが、本作におけるウェス・アンダーソン監督の思惑でもあり、最終的には彼の生み出した世界に心地よく包みこまれていたことに気づく。
スバラシネマReview

おヒサシネマ!「マッドマックス 怒りのデス・ロード」“ああ、やっぱりコイツらイカれてやがる……!”

あまりにも有り触れたプロットを踏襲しつつも、絶対的な“オリジナリティ”を爆発させている本作からは、ジョージ・ミラーをはじめとする製作陣の、クリエイターとしてのプライドと自信、そして何よりも彼ら自身の「高揚感」が溢れかえっている。
2024☆Brand new Movies

「マッドマックス:フュリオサ」“Fury Roadへの「決心」に繋がる彼女の闘いをまだまだ観たい”

結論から言ってしまうと、ずばり主演女優アニャ・テイラー=ジョイの“眼力”で押し通した映画だった。 前作に引き続き圧倒的に破天荒な終末世界が展開されるけれど、最終的に印象に残ったのは、各シーンにおける彼女の“眼差し”のみだったと言っても過言ではない。だが、それで良いし、それが良かったと思える。
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2024☆Brand new Movies

「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章」“残念すぎる結末と、「新章」への期待”

単行本の最終巻(12巻)を読み終えた瞬間、ちょっと整理がつかない「呆然」とした脳裏の中で渦巻いたものは、独創的なSF青春群像劇の帰着に対する充実感と、映画の結末に対する圧倒的な不可解さだった。
スバラシネマReview

スバラシネマex 「SHOGUN 将軍」“「解釈」を追求した誰も観たことがない日本の史実”

アメリカ資本で製作されたスペクタルな「時代劇」が、これほどまでに日本という国と日本人そのものの本質を射抜いた説得力に溢れた作品になっていたことに、何よりも衝撃を覚えた。
2024☆Brand new Movies

「シティーハンター」“「C・H」の三様の世界線が入り混じり共存する奇跡的な実写化”

体現している人物が「冴羽獠」であることを信じて疑わせない鈴木亮平は、奇跡的ですらあった。それは、一般的な漫画の映画化作品における“忠実”とは一線を画していると言っていいくらいに、正真正銘の“実写化”だった。
2024☆Brand new Movies

「ドミノ」“「トータル・リコール」リメイクはベン・アフレックが良かった”

ロバート・ロドリゲス+ベン・アフレック、この初めての組み合わせに対しては、作品そのものの是非の前に、ある種の“信頼感”があった。
2024☆Brand new Movies

「劇場版 からかい上手の高木さん」“脳内補完でとなりの席の高木さんを思い出す”

「からかい上手の高木さん」は、原作を長らく漫画アプリで無料で読んでいたのだけれど、四十路を超えた立派なおじさんである私は、次第に二人が織りなす甘酸っぱさと眩しさにたまらなくなってしまい、先日ついに単行本を購入し始めた。
ひとりごとの記憶40s

“それ”の共有

子どものころから、ふとした瞬間に、「自分」という人間自体をまるで俯瞰しているような、客観視しているような、不思議な感覚に陥ることがあった。 身体自体はそれまでの動きを継続していて、意識もあるにはあるのだけれど、それを動かしているのが自…more
2024☆Brand new Movies

「名探偵コナン 紺青の拳」“スーツケースで密入国はしたくない”

相変わらずというかなんというか、繰り広げられる事件、アクション、サスペンス、すべてにおいて「なんだそりゃ…」の連続。娘と二人で観ながら、終始ツッコミっぱなしだった。
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