#実話・伝記

2026☆Brand new Movies

「226」“いまこの世界のきな臭さに感じる、過去の愚行と悲哀を学ぶ必要性”

本作で描かれる陸軍青年将校らの言動から、当時の日本社会、そして日本人そのものの愚かさと悲しさは感じられた。意気込んで颯爽とクーデターに臨んだ青年将校たちの鼻息の荒さが、「現実」を目の当たりにし、一転して打ちひしがれ、消沈し、尻込みする姿には、単なる愚かさを超えた哀しさを覚えた。
スバラシネマReview

スバラシネマex「ばけばけ」“ウラメシな旅路の先の他愛もないスバラシな日々”

放映終了からほぼ一ヶ月が経過した。見逃していたというよりも、敢えて据え置いていたスピンオフの4話を鑑賞し、その流れのまま本編最終週を観返した。4月下旬の日曜日、早く起きたその朝に、改めてむせび泣いた。
スバラシネマReview

スバラシネマex「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」“誇り高く戯け続けた者たちへ、改めてあの言葉で感謝を捧げる”

半年間の遅れを巻き返して、何とか全話を2025年内に観終えることができた今、思うことは、やはり現代のエンタメ好きの一人として、このドラマを避けることは出来なかったし、もしあのままスルーしてしまっていたならば、それは自覚のない不幸を背負うことだったとすら思う。
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2025☆Brand new Movies

「大統領の陰謀」“何が変わらなくとも、あり続けるべき報道の姿勢と責任”

主人公の新聞記者が、情報源の男に会うために、人気のない地下駐車場の階段を足早に下りていく。どこにでもありそうな建物をロケーションにしたありふれたシーンのはずだけれど、彼がこれから危険を伴う“真相”へと踏み入っていく状況がよく伝わってきた。
2025☆Brand new Movies

「フェイブルマンズ」“夢と狂気の世界にまつわる愛と憎しみと、巨匠の矜持”

暗闇を恐れて映画館に足を踏み入れることを嫌がっていた年端もいかない少年が、両親に連れられて観た「地上最大のショウ」に心を奪われることから、フェイブルマン一家の物語は始まる。それは「映画」という“夢と狂気の世界”への入口だったのだろう。
2024☆Brand new Movies

「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」“フェイクニュースが生まれる時代、その理由と背景”

タイトル「Fly Me to the Moon(私を月に連れて行って)」は、ジャズのスタンダードナンバーから由来している。それが人類が月に持っていった最初の楽曲であるという。本作鑑賞後に、この楽曲にまつわる文脈を知ると、とても的確な映画タイトルだったのだなあと思える。
2024☆Brand new Movies

「ナポレオン:ディレクターズ・カット」“そして男は一人孤独に彼女を想い続ける”

結論としては、本作こそが御大リドリー・スコットが描き出したかった「ナポレオン」映画であったことは間違いない。あまりにも重要すぎる幾つものシーンによって、このディレクターズ・カットは、より立体的に、よりドラマティックに、ナポレオンという偉人の異様な人間模様を表現し尽くしていた。
2024☆Brand new Movies

「ナポレオン」“とんでもない人間の半生を描く、短すぎた158分”

私が「ナポレオン」について知っていたことといえば、小学生の頃に学校の図書室で読んだ学研まんがの伝記シリーズに描かれていた通り一遍の生涯と、ナポレオンを「英雄」として推していたベートーベンが、彼が皇帝になったことに失望し激怒したという逸話くらいだった。
スバラシネマReview

スバラシネマex「虎に翼」“今日も彼女たちは、その先の一寸の笑みを得るために黙々と踊り続ける”

さて、どこから語り始めるべきか。最終回放送から一週間たち、なかなか書き始めることができない。取っ掛かりを見出そうと、SNSを振り返ってみれば、「虎に翼」関連で自分が投稿したコメントだけで、文字数が1500字を超えていた。それはこの“朝ドラ”の類を見ない濃密さを物語っていた。
2024☆Brand new Movies

「オッペンハイマー」“人類は今なお毒りんごを捨てきれない”

「原爆の父」として、特に我が日本にとっては、切っても切り離せない人物として存在するJ・ロバート・オッペンハイマーの目線を、一つの視点として描き出した本作は、紛れもない傑作である。そして、やはり日本人こそが観て、様々な感情を生むべき作品だろうと思った。
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