#吉田大八

2021☆Brand new Movies

「騙し絵の牙」映画レビュー “対となる小説と映画が織りなす立体的な騙し絵”

“斜陽”という言葉を否定できない出版業界の内幕を生々しく描きながら、その小説そのものが「映画化」を前提とした“大泉洋アテ書き”という異例のアプローチで執筆・刊行された原作「騙し絵の牙」を読んだのは去年の秋だった。
2019☆Brand new Movies

「羊の木」<8点>

何の変哲もない寂れた港町を舞台に、主人公の心象にまとわりつくような「疑心」が、“六者六様”に姿を変えて終始渦巻く。信じることは罪で、愚かなことなのか。拭い去れない疑心暗鬼の渦に放り込まれた平凡な主人公の平凡な“感覚”は、そのままストレートに…more
2017☆Brand new Movies

「美しい星」<8点>

ぶっ飛んでいる。この理解と賛否が分かれることは間違いない映画が、大都市のみならず、地方都市のシネコンにまでかかっていることが、先ず異例だろう。「桐島、部活やめるってよ」、「紙の月」と立て続けに日本映画史に残るであろう傑作を連発した吉田大八監…more
2014☆Brand new Movies

「紙の月」<9点>

鑑賞を終えて、映画館施設内のATMで一万円を下ろした。その一万円札をしげしげと見ながら、“彼女”の罪と罰について思いを巡らせた。この映画の主人公が、犯した罪とは何か。そしてその代償として与えられた罰とはなんだったか。巨額の「横領」という明確…more
2012☆Brand new Movies

「桐島、部活やめるってよ」

上映が終わり手洗いに行った。鏡にうつる自分の顔をまじまじと見て、「老けたな」と思った。そりゃそうだ。三十路を越え、結婚をし子供までいるんだから、ついさっきまでスクリーンいっぱいに映し出されていた高校生たちの“若さ”が、今の自分にあるわけはな…more
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