☆ALL TIME BEST CINEMA 100☆

“随時変動” ALL TIME BEST CINEMA 100 !

<TKL ALL TIME BEST CINEMA 100>随時変動!生涯ベスト100!(2023年1月28日現在)
2024☆Brand new Movies

「リメンバー・ミー」“悪役に与えられた功罪の振れ幅があまりにも大きすぎる”

ディズニーは近年、多様な人種や民族をルーツに持つ主人公を創造し、新たな価値観や世界観を携えた物語を多数生み出している。それは“大帝国“ディズニーだからこそ取り組めるクリエイティブであり、今追求するに相応しい使命だろう。
2024☆Brand new Movies

「落下の解剖学」“親子がそれぞれに抱え続ける藪の中と、そのすべてを知る存在”

男は事故死したのか、自殺したのか、それとも殺害されたのか。その真相は、主人公である女性(作家であり妻であり母親)の胸中で静かに眠る。 まさに「真相は藪の中」。黒澤明監督の「羅生門」よろしく人それぞれの見え方や、考え方、捉え方によって、複数の「真実」めいたものが浮かび上がっては、食い違い、先の見えない藪の中に追い込んでいく。
スポンサーリンク
スバラシネマReview

スバラシネマex「地面師たち」“地面の下に蠢く闇の深淵を最もプリミティブなやり方で……”

まず題材がとても面白い。記憶にも新しい2017年の「積水ハウス地面師詐欺事件」をモチーフにしていることは明らかだが、詐欺師集団が手練手管を駆使して巨額詐欺行為を行う一連のストーリー展開は、まさに現代における“ケイパー(強奪)”ものであり、興味深く、エキサイティングだった。
スバラシネマReview

おヒサシネマ!「天空の城ラピュタ」“稀代のヴィランの金色の瞳と美学”

当然のごとく「天空の城 ラピュタ」は、自分自身が物心ついた頃から何度も何度も観続けた映画の一つであり、各シーンのほとんどの台詞は画面から発される前にそらで言えてしまうけれど、それでも新しい発見や興味は尽きない。
スバラシネマReview

おヒサシネマ!「となりのトトロ」“次はどういうタイミングで、僕は「トトロ」を観るだろう”

夏休み中の金曜ロードショーで、10年ぶりに「となりのトトロ」を観た。 10年前に観たのは、当時3歳になる手前の娘が、「トトロが好き」と言ったのを聞いて、DVDを買って帰ったときだった。娘を膝の上に抱えて一緒に観た。
スバラシネマReview

おヒサシネマ!「大誘拐」“夏の終わりに日本映画史唯一無二のメルヘンを”

それなりに映画をたくさん観てきているが、印象的な各シーンの台詞が、俳優たちの発声のトーンを含めて瞬間的に脳裏に蘇る作品は数少ない。 岡本喜八監督作、北林谷栄と緒形拳の存在感があまりにも大きすぎる作品ではあるが、台詞回しの印象としては主人公の一人である風間トオルの存在感も大きく、個人的には彼なしに本作は語れない。
2024☆Brand new Movies

「バニー・レークは行方不明」“今も昔も人間は存在証明に奔走する”

某映画評論家のポッドキャストを聴いて以来、長年観たかったミステリースリラーをようやく鑑賞。 或る兄妹の哀しき異常性がおぞましくもあり、切なくもある作品だった。そして、映画評論家が“トラウマ映画”として紹介していた通り、ラストのシークエンスはまるで悪夢に引きずり込まれるかのような異常性が溢れていた。
スバラシネマReview

スバラシネマex「七夕の国」“あの監督の淡白さとVFX力が今作にはマッチしていたかもしれない”

まず最初に言っておきたいのは、原作ファンとしては、この映像化自体がやはり大勝利であり、全10話を終始楽しんで鑑賞した。何よりも、岩明均の「七夕の国」が、全世界に対して視聴可能なコンテンツとして、日の目を見たことが嬉しかった。
2024☆Brand new Movies

「ミニオンズ フィーバー」“黄色い謎生物たちの伝統芸“

本来の主人公グルーを差し置いて、すっかりと世界的なキャラクターとして定着した“ミニオンズ“。一昨日開幕したパリ五輪の開会式においても、割と長尺の時間を使って、開会式用にオリジナル制作されたミニオンズのアニメーション場面が映し出されていたことからも、このキャラクターたちが確固たる“世界的地位“を得ていることは明らかだろう。
2024☆Brand new Movies

「アステロイド・シティ」“様々な観点と同じ数の賛否を生む懐の深い映画”

メインストーリーを極彩色豊かな劇中劇として映し出し、舞台劇のように描き出した現実描写を挟み込んだ入れ子構造は、意図的に難解で、映画世界に没頭しづらい。 けれど、その感情移入のしづらさそのものが、本作におけるウェス・アンダーソン監督の思惑でもあり、最終的には彼の生み出した世界に心地よく包みこまれていたことに気づく。
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました