<TKL ALL TIME BEST CINEMA 100>
随時変動!生涯ベスト100!
(2023年1月28日現在)
【1位→10位】
1.「エターナル・サンシャイン」
「エターナル・サンシャイン」
離れたくない映画に対する余韻。“映画を観る”という幸福は、まさにこの余韻のためにあると思う。 もはやハリウッドにおいて“天才”“気鋭”の名を欲しいままにしているカウフマン×ゴンドリーの、この類まれなるラブストーリーの余…more
2.「スワロウテイル」
おヒサシネマ! 「スワロウテイル」
この映画を初めて観たのはいつの頃だったろうか。 おそらく、中学校の3年生、「映画」を自分の“趣味”として一人で観始め、アプローチしやすいハリウッドの娯楽大作から少しその視界を広げ始めた頃に観たような記憶がある。 もうすぐ…more
3.「ビッグ・フィッシュ」
おヒサシネマ! 「ビッグ・フィッシュ」
7年前に初めてこの映画を劇場で観た時、泣けて泣けて仕方がなかった。 涙が溢れるというレベルではなく、僕は劇場の一席で明らかに声を抑えて泣いていたと思う。 物語が悲しいわけではなく、劇的に感動的だということでもない。 た…more
4.「この世界の片隅に」
「この世界の片隅に」<10点>
正月に妻の祖父母の家に行った際に、義祖母から大戦時の空襲の話を聞いた。 居住していた郊外から、市街地が空襲を受ける様を遠目で見たという。 変な言い方だけれど、と前置きをした上で、当時子どもだった義祖母は、爆撃される光景が…more
5.「花とアリス」
おヒサシネマ! 「花とアリス」
6年ぶりに観たこの映画は、もはや「感動」なんて通り越す。そのあまりに眩しい映画という「結晶」に対して、悶え、嫉妬じみた感情すら覚える。 6年前、自分自身の結婚を控えた頃にこの映画を観ていた。 劇場鑑賞時から大好きな映…more
6.「シン・ゴジラ」
「シン・ゴジラ」<10点>
「恐怖」が東京を破壊し尽くす。 吐き出された熱焔が街を焼き、四方八方に放出された無慈悲な熱線は人類の英知を尽く無に帰していく。 暗闇の中で、「恐怖」それのみが美しく妖しく光を放っている。その光景はまさに「絶望」そのものだ…more
7.「幸福の黄色いハンカチ」
おヒサシネマ! 「幸福の黄色いハンカチ」
深夜3時過ぎ、何度も観ていて分かりきっているラストシーンに号泣してしまった。 個人的に、この映画ほど観る度に“面白味”が深まる映画は他にないように思う。 一番最初に観た時は、テレビ放映されていたのを何となく途中から観…more
8.「レオン」
9.「Love Letter」
おヒサシネマ!「Love Letter」
何年ぶりかにこの映画を観て、何年ぶりか前と同じように胸が締めつけられ、泣いた。 この先、人生の中でこの映画をあと何回観るのか分からないけれど、僕はその度に、初めて観た時と同じように、いやむしろ年月を経るごとに感動は深まり、…more
10.「未知への飛行」
「未知への飛行/フェイル・セイフ」
連休最終日の深夜1時過ぎ、翌朝はいつものように早起きしなければならないというのに、どうやらなかなか眠れそうにない。 床に就く前に、物凄い映画を観てしまったからだ。 何気ない日常の中の次の瞬間、「核戦争」によっ…more
【11位→20位】
11.「風の谷のナウシカ」
おヒサシネマ! 「風の谷のナウシカ」
先日、「スタジオジブリ物語」という特別番組を見た。 ジブリ映画の各作品における製作秘話も面白かったが、それ以前に、宮崎駿や高畑勲らスタジオジブリの創始者たちが、数々の名作アニメ映画に辿り着くまでの過程と葛藤が、とても興…more
12.「大誘拐 RAINBOW KIDS」
おヒサシネマ! 「大誘拐 RAINBOW KIDS」
映画はそもそも「娯楽」であり、「娯楽映画」というジャンルこそ、映画そのものの“本質”だと思う。 国内外の映画界において、それは共通した価値観であり、したがって世界中にありとあらゆる娯楽映画が溢れている。 そんな中…more
13.「ニュー・シネマ・パラダイス」
14.「天空の城ラピュタ」
おヒサシネマ! 「天空の城ラピュタ」
「天空の城ラピュタ」も「風の谷のナウシカ」と同様に、幼少期から自宅にあったVHSを文字通りに擦り切れるくらい観たジブリ映画だ。もう何度観たことが分からない。 「風の谷のナウシカ」がファンタージーに彩られた哲学性に溢れて…more
15.「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
おヒサシネマ! 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
「映画」という文化を構築する要素は多々あり、それぞれが重要であるけれど、“娯楽性”という要素以上に価値が高い要素はないと思っている。 全く同じ品質の作品が二つ並んだ時、どうしてもその優劣を分けなければならないとしたら、間違…more
16.「ショーシャンクの空に」
おヒサシネマ! 「ショーシャンクの空に」
もう何年かぶりになるが、改めて今作を観て思う。 「なんという傑作だろうか」と。 年間何十本も映画を観ていると、面白い映画や素晴らしい映画にはたくさん出会うのだけれど、その映画の作品としての「価値」が自分の人生に刻み込…more
17.「もののけ姫」
18.「勝手にふるえてろ」
「勝手にふるえてろ」<10点>
「絶滅すべきでしょうか?」と歌い上げた後、主人公はアパートの小さな玄関で、独りうずくまり、嗚咽する。 胸が締め付けられてたまらなかった。性別は違うけれど、彼女は20代の頃の私だと思った。 「絶滅」という言葉は使わなかったけれど、…more
19.「12人の優しい日本人」
おヒサシネマ! 「12人の優しい日本人」
寝床でなかなか寝付けなかった数日前の或る夜。 いつもはラジオ番組のPodcastを聞きながら眠りに就くのだけれど、適当なものが見つからず困った。 何かしら誰かと誰かが話し合う声を聞きながらだと眠りやすい性質なので、何か無…more
20.「八日目の蝉」
「八日目の蝉」
3年前に小豆島へ行った。当時付き合っていた彼女との初旅行だった。 思い返してみれば、「小豆島へ行きたい」と思ったきっかけは、角田光代の「八日目の蟬」を読んだことだった。 幼子を誘拐した主人公が逃亡の果てに安住したのが小豆…more
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