おヒサシネマ! 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」

久々鑑賞☆おヒサシネマ!

 

「映画」という文化を構築する要素は多々あり、それぞれが重要であるけれど、“娯楽性”という要素以上に価値が高い要素はないと思っている。
全く同じ品質の作品が二つ並んだ時、どうしてもその優劣を分けなければならないとしたら、間違いなく娯楽性が高い方を選ぶ。

その“娯楽性”という絶対的な映画の要素において、この映画以上に秀でた作品は実際のところ殆ど無い。何年かぶりに何度目かの鑑賞を経て、その思いは更に強まった。

繰り返し観ているからこそ、殊更に分かってくることだが、すべてのシーンが楽しく、ワクワクする。
エンターテイメント映画製作における全盛期だったスティーブン・スピルバーグとロバート・ゼメキスの作品とはいえ、当時としてはかなり挑戦的な映画であったと思う。
製作スタッフの力量は大したものだが、それ以上に奇跡的な何かが加味された映画だとも思う。

マイケル・J・フォックスとクリストファー・ロイドのコンビは言わずもがなだろう。
この第一作においては、主人公マーティの父親ジョージを演じたクリスピン・グローバーが印象的だ。
もはや“怪演”に近いエキセントリックな彼の存在感は、この映画の娯楽性に不可欠なものだったと強く思う。

さあ、今年2015年は、この映画シリーズで描かれた「未来」に当たる年である。
シリーズ全作、今一度観直すには絶好の機会だ。

 

「バック・トゥ・ザ・フューチャー BACK TO THE FUTURE」
1985年【米】
鑑賞環境:BS(字幕)
評価:10点

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