もう何年かぶりになるが、改めて今作を観て思う。
「なんという傑作だろうか」と。
年間何十本も映画を観ていると、面白い映画や素晴らしい映画にはたくさん出会うのだけれど、その映画の作品としての「価値」が自分の人生に刻み込まれるほど衝撃的なものはとても稀有で、この映画は紛れもないその1本だと思う。
映し出される映像、繰り広げられる人物たちの言動、その一つ一つが心に残っていく。ああ、良い映画だなということを、1シーンごとに感じずにはいられない。
素晴らしい原作と、素晴らしい演出、素晴らしい演技、そのどれか一つでも欠ければ、成し得ない奇跡。
そういうものに、触れられ、感動できることを、幸福に思いたい。
「ショーシャンクの空に The Shawshank Redemption」
1994年【米】
鑑賞環境:DVD
評価:10点
コメント