スバラシネマReview

2026☆Brand new Movies

「MERCY/マーシー AI裁判」“人間の脆さと弱さを映し出すAIとの未来に感じた困惑と涙”

本作の風貌はいかにも“B級SF”のそれであり、普通であれば劇場鑑賞はスルーして、早々に開始されるであろうサブスク配信を待っていたことだろう。ただ、主演俳優をはじめとするキャスティングの座組で、ほぼ衝動的に劇場鑑賞に至った。
2026☆Brand new Movies

「灼熱の魂」“怒りの連鎖に自ら踏み入った母親の、真の罪と罰”

この映画が描き出す物語自体に対して、私個人の価値観は、行き場を見失い、困惑してしまったことは否めない。もっと端的に言ってしまえば、私はこの物語が辿り着いた終着点において、「納得」がいかなかった。そして、本作のテーマそのものへの是非に対して逡巡が尽きなかった。
2026☆Brand new Movies

「クライング・ゲーム」“もう少し退屈であれば、人間の「性」をもっと深めたかもしれない”

観終わってもなお、この作品の“類”を端的に表すのは難しいと感じた。なかなか一筋縄ではいかないそのストーリーテリングは、その重層感も含めて、アカデミー賞脚本賞の栄誉に相応しかったのだろうと思える。
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2026☆Brand new Movies

「天城越え」“少年の衝動と映画的不条理、それをすべて支配し許容させる田中裕子の艶”

最後に描き出される少年の“ある衝動”。14歳の少年を突き動かしたその衝動の正体は何だったのだろうか。映画上ではとても唐突に、そして伝わりにくく表現されているため、鑑賞者の多くはキョトンとし、その不条理感に困惑してしまうことも否めないだろう。
2026☆Brand new Movies

「アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ」“堂々巡りの先、それでも世界は彼に新たな「視界」を求め続ける”

新年早々、膨大な映像的物量へ身を投じた。まず大前提として、本作が映画作品として面白いか、面白くないかという主観以前に、その映画体験への価値は揺るがないと思う。
2026☆Brand new Movies

「男はつらいよ 奮闘篇」“時代の風景の中の寅さんに見る、当時の人々が生きた記憶”

2026年の映画初め。4年連続で「男はつらいよ」でのスタートと相成った。正月期間中のぽっかりと空いた余暇時間に、さあ映画でも観ようかと思い立ったとき、“寅さん”の映画世界の空気感が、妙にしっくりと自分の心持ちにフィットするようになった。
スバラシネマReview

「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」“誇り高く戯け続けた者たちへ、改めてあの言葉で感謝を捧げる”

半年間の遅れを巻き返して、何とか全話を2025年内に観終えることができた今、思うことは、やはり現代のエンタメ好きの一人として、このドラマを避けることは出来なかったし、もしあのままスルーしてしまっていたならば、それは自覚のない不幸を背負うことだったとすら思う。
2025☆Brand new Movies

「ロボット・ドリームズ」“犬とロボットが織りなす普遍的で美しい出逢いと別れ”

“特別”ではない出会いと、別れ。それはきっと、この世界に生きるほとんどすべての人たちが、知らず知らずの内に繰り返している人生の機微だろう。一つの友情や愛情が、人生を通して何十年も続くこともあろうし、決して手放したかったわけではないのに、いつの間にか途切れ、霧散してしまうこともある。
2025☆Brand new Movies

「ナイブズ・アウト:ウェイク・アップ・デッドマン」“教会内を支配する光と闇が、人間の本質を浮かび上がらせる”

ダニエル・クレイグが名探偵“ブノア・ブラン”を演じるミステリーシリーズ第三弾。
過去二作においても、“007”のパブリックイメージからの脱却と、オリジナルの名探偵像の構築に成功してきたダニエル・クレイグだが、本作では長く伸びた髪に髭も蓄え、風貌的にもすっかりと板についた名探偵を好演している。
2025☆Brand new Movies

「映画ドラえもん のび太の絵世界物語」“F先生の「SF」の物足りなさを噛み締めながら、来年の名作リメイクを待ちたい”

年の瀬の休日の午後、暇を持て余している息子と共に、久しぶりにドラえもん映画を鑑賞した。
来年(2026年)、ファン待望の「のび太の海底鬼岩城」のリメイク作公開を控えるなか、息子ももう小学5年生。一緒にドラえもん映画を観るのは、来年が最後になるかもしれないな。
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