スバラシネマReview

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おヒサシネマ!「新幹線大爆破」“50年の歳月を経て2つのスペクタクル映画が繋ぐ怒りと娯楽性”

20年前に本作を鑑賞した時の衝撃はことさら大きく、公開当時の日本映画界の「熱量」に圧倒されたことをよく覚えている。改めて1975年に生み出された本作を鑑賞してみると、その娯楽性は、やはりこの時代にしか生まれ得なかったのだと痛感する。
2025☆Brand new Movies

「新幹線大爆破」“日本人は「奇跡」に頼らず、確認し、準備し、試し、再確認して、対処する”

日本人は、最後の最後まで偶発的な「奇跡」を信じないし、頼らない。どんなに危機的な状況であっても、まず確認し、準備し、試して、再確認して、対処する。だから、その“危機”を回避し乗り越えた瞬間も、大仰に歓喜に湧いて抱き合ったりしない。ただ静かに安堵し、握手を交わすだけだ。
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おヒサシネマ!「ゴジラ×メカゴジラ」“良作として愛せる幾つかの理由と胸熱ポイント”

本作が、玉石混交のゴジラ映画シリーズの中でも数少ない「良作」と断言できる理由は幾つかある。
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2025☆Brand new Movies

「片思い世界」“美しい三姉妹が織りなす美しい生活と、その理由”

冒頭から映し出される美しい“三姉妹”の「生活」が、ただただ愛おしい。その空間は、「完璧」だと言っていい。ただ、だからこそ、そこには何か言いようのない“違和感”が、映画のはじめから生じていた。
2025☆Brand new Movies

「名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー)」“バカばかりのストーリーテリングに失笑が止まらない”

前週に引き続き、テレビ放映を子どもたちと共に横目で追いつつ、お決まりの荒唐無稽なストーリーテリングに終始“ツッコミ”を入れまくる。
2025☆Brand new Movies

「HERE 時を越えて」“喜びも、悲しみも、いつもここから”

自分自身、結婚をして、子どもが生まれて、ちょうど10年前に家を建てた。“家”の中で家族で過ごす時間は、あまりにも有り触れていて、普段その価値を見出すことはなかなかできないけれど、最近ふとした瞬間に「ああ、これが幸せというものかもしれないな」と感じることがある。
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おヒサシネマ!「Love Letter(4Kリマスター)」“30年間のあらゆる記憶を巻き込んで、手紙のように残り続ける”

岩井俊二の『Love Letter』を初めて観たのは、1999年だった。劇場公開から4年が経過していて、当時高校3年生だった私は、レンタルビデオ(VHS)で本作を初鑑賞した。鮮烈だった。
久々鑑賞☆おヒサシネマ!

おヒサシネマ!「名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)」“総ツッコミの恒例を生む映画文化のあり方”

最新作公開に合わせた三週連続のテレビ放映を子供らが観ていたので、見るともなく鑑賞。年間鑑賞本数のための数稼ぎで最後まで観たのだが、過去の鑑賞記録を振り返ってみると、20年以上前に既に鑑賞済みだった。
2025☆Brand new Movies

「ミッキー17」“期待の最高潮に乗り切れなかった名匠の大失敗作”

ずばり結論から言ってしまうと、「失敗作」だったと思う。「駄作」ではなく、あえてそう言いたい。
昨年トレーラーを初めて観た段階から、2025年再注目の作品の一つであることはもちろん、個人的には「No.1」候補の筆頭だったのだけれど、結果的に総じてインパクトに欠ける作品だったことは否めない。
スバラシネマReview

スバラシネマex「おむすび」“ヒロイン不在を支えた二人の女性像”

ほぼ全話をリアルタイムで見届けて、最終話を見終えたときの率直な印象は、「中途半端なドラマだったな」ということだった。
「朝ドラとはこういうもの」と言われれば確かにそうかもしれないと思うと同時に、もう少し何とかならなかったか、いや、何とかできたはずだという口惜しさが終始残るドラマだった。
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