#ドラマ

2026☆Brand new Movies

「時には懺悔を」“表裏一体の懺悔と感謝を抱えて、生きていく”

時を重ね、己の人生を重ねていけばいくほど、私は“優しい人間”ではないということを思い知り、落胆する。そういうとき、いつも思い出されるのは、中学生か高校生の頃、体を悪くして一時実家に同居していた祖母に対して、冷たく当たってしまった日々──
2026☆Brand new Movies

「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」“あの頃を思い出して嫌い、と拒否できない僕は”

青臭さと、痛々しさに、彼らを直視できない時間が、確実に存在していた。それは、映画として致命的な欠陥であると共に、今年45歳の私自身がこの青春映画を観るに相応しい「層」ではないことを突きつけられているようで、所在なさのような、寂しさのようなものを感じた──
2026☆Brand new Movies

「開戦前夜」“今この瞬間の空気感を感じ、侃々諤々の議論を繰り広げ続けなければ”

本作は、「総力戦研究所」という、これまであまりつぶさには語られてこなかった研究機関に集った人物たちの視点と苦悩から、この国の「戦争」と「敗戦」の本質を描き出していた。この国の何が戦争を引き起こし、そして「崩壊」へと至らしめたのかということを、文字通り侃々諤々の“議論”と共に突きつける。
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2026☆Brand new Movies

「ヘルプ ~心がつなぐストーリー~ 」“「視点」の分散が生んだ違和感とバランス感覚の難しさ”

想像していた以上に、“バランス感覚”に苦慮した映画なのだろうと感じた。製作陣はもちろん、我々観客側においても、この作品に対峙する姿勢や思想をどう保つかによって、本作がもたらす価値は大いに揺らぐ。
スバラシネマReview

スバラシネマex「ばけばけ」“ウラメシな旅路の先の他愛もないスバラシな日々”

放映終了からほぼ一ヶ月が経過した。見逃していたというよりも、敢えて据え置いていたスピンオフの4話を鑑賞し、その流れのまま本編最終週を観返した。4月下旬の日曜日、早く起きたその朝に、改めてむせび泣いた。
2026☆Brand new Movies

「プロジェクト・ヘイル・メアリー」“一人の男が人生の「軌道」を変える、その普遍と王道に涙腺が決壊する”

映画作品に限らず、生来のSF好きとして、終始エキサイティングで、ユニークな映画世界に没頭した。全編通してとても“面白い”類の作品だったので、エンドロールを迎えた瞬間の自分自身の感情の揺れに対して、少し戸惑ってしまった。
2026☆Brand new Movies

「灼熱の魂」“怒りの連鎖に自ら踏み入った母親の、真の罪と罰”

この映画が描き出す物語自体に対して、私個人の価値観は、行き場を見失い、困惑してしまったことは否めない。もっと端的に言ってしまえば、私はこの物語が辿り着いた終着点において、「納得」がいかなかった。そして、本作のテーマそのものへの是非に対して逡巡が尽きなかった。
2026☆Brand new Movies

「クライング・ゲーム」“もう少し退屈であれば、人間の「性」をもっと深めたかもしれない”

観終わってもなお、この作品の“類”を端的に表すのは難しいと感じた。なかなか一筋縄ではいかないそのストーリーテリングは、その重層感も含めて、アカデミー賞脚本賞の栄誉に相応しかったのだろうと思える。
2025☆Brand new Movies

「ナミビアの砂漠」“嫌悪感と魅惑の先に存在する河合優実という甘美”

色々な意味で、「意味不明」な映画と言っていいだろう。それはストーリー自体が難解だとか、映画の作りが複雑だということではなくて、「人間」そのものの普遍的で根幹的な不条理と、それに伴うどうしようもない“面倒臭さ”を、特異な主人公像を通じて描き出しているからだったと思う。
2025☆Brand new Movies

「ワン・バトル・アフター・アナザー」“波打つ見通しの悪いハイウェイをビクビクしながら進み行く”

闘争、そしてまた闘争。革命主義者と排外主義者、争い続ける双方は、両者とも愚かで脆い。その様はあまりにも無様で、ときにおぞましくもあり、それらをひっくるめてとても滑稽に映し出される。
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