#ドラマ

2026☆Brand new Movies

「プロジェクト・ヘイル・メアリー」“一人の男が人生の「軌道」を変える、その普遍と王道に涙腺が決壊する”

映画作品に限らず、生来のSF好きとして、終始エキサイティングで、ユニークな映画世界に没頭した。全編通してとても“面白い”類の作品だったので、エンドロールを迎えた瞬間の自分自身の感情の揺れに対して、少し戸惑ってしまった。
2026☆Brand new Movies

「灼熱の魂」“怒りの連鎖に自ら踏み入った母親の、真の罪と罰”

この映画が描き出す物語自体に対して、私個人の価値観は、行き場を見失い、困惑してしまったことは否めない。もっと端的に言ってしまえば、私はこの物語が辿り着いた終着点において、「納得」がいかなかった。そして、本作のテーマそのものへの是非に対して逡巡が尽きなかった。
2026☆Brand new Movies

「クライング・ゲーム」“もう少し退屈であれば、人間の「性」をもっと深めたかもしれない”

観終わってもなお、この作品の“類”を端的に表すのは難しいと感じた。なかなか一筋縄ではいかないそのストーリーテリングは、その重層感も含めて、アカデミー賞脚本賞の栄誉に相応しかったのだろうと思える。
スポンサーリンク
2025☆Brand new Movies

「ナミビアの砂漠」“嫌悪感と魅惑の先に存在する河合優実という甘美”

色々な意味で、「意味不明」な映画と言っていいだろう。それはストーリー自体が難解だとか、映画の作りが複雑だということではなくて、「人間」そのものの普遍的で根幹的な不条理と、それに伴うどうしようもない“面倒臭さ”を、特異な主人公像を通じて描き出しているからだったと思う。
2025☆Brand new Movies

「ワン・バトル・アフター・アナザー」“波打つ見通しの悪いハイウェイをビクビクしながら進み行く”

闘争、そしてまた闘争。革命主義者と排外主義者、争い続ける双方は、両者とも愚かで脆い。その様はあまりにも無様で、ときにおぞましくもあり、それらをひっくるめてとても滑稽に映し出される。
2025☆Brand new Movies

「宝島」“「無知」に対して、耳を傾けるという最低限の振る舞いを”

映画の送り手も受け手も双方が扱いづらい“うちなーぐち”を俳優たちに徹底させて、敢えて“伝わりづらい”映画表現に挑んだことは、本作の根幹を成す演出意図であり、この物語に対する正しく、真摯な姿勢だったのだと痛感する。
スバラシネマReview

おヒサシネマ!「風立ちぬ」“脳裏によみがえる12年前の空の青”

戦後80年の夏、お盆休みの最終日。劇場公開以来12年ぶりに「風立ちぬ」を観た。改めて、本作を象るものは、純真な狂気だったと思う。そこに描きつけられていたものは、現代人や凡人、そして彼ら以外の他人には理解し難く、あるいは理解する必要もない、孤独で崇高な美意識だった。
2025☆Brand new Movies

「正体」“主人公と主演俳優の中に等しく存在する「人たらし」の魅力”

今年は、横浜流星という俳優にハマりつつある。(いやハマっている)これまで何となく演者として軽薄な印象を持ってしまっていたけれど、今年鑑賞した「片思い世界」そして「国宝」での役者としての“華”が本物であることを痛感した。そして、半年遅れで鑑賞し始めたNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」を見進めていくに伴って、その思いはさらに深まっている。
2025☆Brand new Movies

「F1/エフワン」“今この瞬間に命と金とプライドを賭ける映画人たちの矜持”

映画史を彩ってきたあらゆる「王道」が、映画上のレース展開とは違ってコースから逸脱すること無く、清々しいくらいに堂々と繰り広げられる。そこには、監督と主演俳優をはじめとする製作チームにおける、映画製作に対しての「自信」がみなぎっていたように思えた。
2025☆Brand new Movies

「ナイトメア・アリー」“下劣な見世物小屋に奥に待ち受ける鏡、そこに映った「怪物」の正体”

「見世物小屋」の記憶が、薄ぼんやりではあるけれど脳裏に残っている。縁日の人だかりの奥に、その即席の小屋は建てられていて、おどろおどろしく、どこか淫靡な雰囲気で描かれた看板を、子どもながらに“遠慮”して遠目で見ていた記憶。
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました