評価:
9点Story
アベンジャーズの戦いから2年。アベンジャーズのメンバーであるキャプテン・アメリカ、ニック・フューリー、ブラック・ウィドウは、これまで共に戦ってきた仲間である国際平和維持組織シールドから、突然生命を狙われる。巨大な包囲網を逃れ、逃亡者となった彼らであったが、謎の暗殺者“ウィンター・ソルジャー”が立ちはだかる…。
誰が味方なのか、そして真の敵は誰なのか?正義をかけた究極の戦いが幕を開ける。 Amazonより映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』予告編「アベンジャーズ」のリーダー的存在でもあるキャプテン・アメリカの活躍を描いたシリーズ第2弾。ブラック・ウィドウ役のスカーレット・ヨハンソンや今作から参加する名優ロバート・レッドフォードも登場する。(C) 2014 MARVEL. ALL R…more
Review
2014年の劇場公開から6年、通算4度目の鑑賞。
鑑賞した日付を振り返ってみると、ちょうど2年スパンで再鑑賞に至っていることが、自分のことながら興味深い。
本来“賞味期限”の短いアクションエンターテイメントでありながら、何度も繰り返し再鑑賞の欲求を呼ぶことは、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の作品全体に言えることだが、その中でも特に本作は、その要素が強い。
アクション表現自体の多様性とダイナミズム、MCUの本流の中心であり転換点である作品の重要性、スカーレット・ヨハンソンの見事な曲線美……と、この作品の魅力は枚挙にいとまがない。
そして、その作品力をけん引する最たる要素は、ストーリーの奥深さだ。
この作品では、自らが信じ、培ってきた「正義」の中枢に「悪」が蔓延っていたという真実を通じて、この世界そのものの“二面性”を暴き出している。
その有様は、MCUの作品世界に限ったことではなく、まさにこの世界の現実そのものであり、キャップの憤りと虚無感が深まるほどに、我々のリアルな感情とリンクする。
エンドロールのアニメーションで描かれる、同じ袂から形成される“S.H.I.E.L.D.”と“ヒドラ”のように、この世界に表裏一体の二面性が存在する限り、このヒーローアクション映画が色褪せることは無いのだろう。
さて、本作を観てしまうと、続けて「エイジ・オブ・ウルトロン」「シビル・ウォー」と観ないわけにはいかなくなるわけで。
コロナ禍の影響でMCUも新作公開が延期になる中においては、まあそれも致し方ないかと。
Information
タイトル | キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー CAPTAIN AMERICA: THE WINTER SOLDIER |
製作年 | 2014年 |
製作国 | アメリカ |
監督 |
アンソニー・ルッソ
|
ジョー・ルッソ
|
|
脚本 |
クリストファー・マルクス
|
スティーヴン・マクフィーリー
|
|
撮影 |
トレント・オパロック
|
出演 |
クリス・エヴァンス
|
スカーレット・ヨハンソン
|
|
セバスチャン・スタン
|
|
アンソニー・マッキー
|
|
コビー・スマルダーズ
|
|
フランク・グリロ
|
|
エミリー・ヴァンキャンプ
|
|
ヘイリー・アトウェル
|
|
ロバート・レッドフォード
|
|
サミュエル・L・ジャクソン
|
|
鑑賞環境 | BS・字幕 |
評価 | 9点 |
Recommended
画像引用:https://amzn.to/2yPdABL
コメント