評価:
6点Story
時は1970年代。ミニオンたちはボスとして崇拝する少年・グルーのもと、日々悪事を働いていた。だがある日、何者かにグルーが誘拐されてしまう。ケビン、スチュアート、ボブはグルーを救出するため、偶然出会ったカンフー・マスターに弟子入りを志願するが…。 Filmarksより
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Review
本来の主人公グルーを差し置いて、すっかりと世界的なキャラクターとして定着した“ミニオンズ“。一昨日開幕したパリ五輪の開会式においても、割と長尺の時間を使って、開会式用にオリジナル制作されたミニオンズのアニメーション場面が映し出されていたことからも、このキャラクターたちが確固たる“世界的地位“を得ていることは明らかだろう。
本作は、グルーの幼少期の1970年代を舞台にして描かれる。人々のサイケな服装や、オールディーでキュートなデザインのガジェットが溢れていて、本シリーズの造形や空気感にとてもマッチしていたと思う。
ミニオンズたちが誘拐された少年グルーを救い出すために、カンフーマスターに師事してハチャメチャなアクションを繰り広げる様もユニークだった。
そもそも鑑賞者が理解できる言語を有さないキャラクターが主役の映画なので、ストーリー性を求めること自体ナンセンスだと思うが、それでもミニオンズたちのユニークな言動のみで「娯楽」を構築し、ストーリーを紡ぎ出していたと思う。
このあたりのアニメーション表現は、「トムとジェリー」の時代から、スラップスティック・コメディを追求してきたアメリカアニメの真髄であり伝統だろう。
少年グルーがなぜこれほどまでに悪事に信奉しているのかは、相変わらず不明確だけれど、黄色い謎の生物たちが織りなすエンターテイメントの力のみで押し通す力技は嫌いではない。
Information
タイトル | ミニオンズ フィーバー MINIONS: THE RISE OF GRU |
製作年 | 2020年 |
製作国 | アメリカ |
監督 | カイル・バルダ |
脚本 | |
撮影 | |
声の出演 | スティーヴ・カレル |
タラジ・P・ヘンソン | |
ミシェル・ヨー | |
RZA | |
ルーシー・ローレス | |
ジャン=クロード・ヴァン・ダム | |
ドルフ・ラングレン | |
ダニー・トレホ | |
ジュリー・アンドリュース | |
アラン・アーキン | |
声の出演(日本語吹替版) | 笑福亭鶴瓶 |
尾野真千子 | |
渡辺直美 | |
市村正親 | |
鑑賞環境 | TV(地上波) |
評価 | 6点 |
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