「ミニオンズ フィーバー」“黄色い謎生物たちの伝統芸“

2024☆Brand new Movies

評価:  6点

Story

時は1970年代。ミニオンたちはボスとして崇拝する少年・グルーのもと、日々悪事を働いていた。だがある日、何者かにグルーが誘拐されてしまう。ケビン、スチュアート、ボブはグルーを救出するため、偶然出会ったカンフー・マスターに弟子入りを志願するが…。 Filmarksより

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Review

本来の主人公グルーを差し置いて、すっかりと世界的なキャラクターとして定着した“ミニオンズ“。一昨日開幕したパリ五輪の開会式においても、割と長尺の時間を使って、開会式用にオリジナル制作されたミニオンズのアニメーション場面が映し出されていたことからも、このキャラクターたちが確固たる“世界的地位“を得ていることは明らかだろう。

本作は、グルーの幼少期の1970年代を舞台にして描かれる。人々のサイケな服装や、オールディーでキュートなデザインのガジェットが溢れていて、本シリーズの造形や空気感にとてもマッチしていたと思う。

ミニオンズたちが誘拐された少年グルーを救い出すために、カンフーマスターに師事してハチャメチャなアクションを繰り広げる様もユニークだった。

そもそも鑑賞者が理解できる言語を有さないキャラクターが主役の映画なので、ストーリー性を求めること自体ナンセンスだと思うが、それでもミニオンズたちのユニークな言動のみで「娯楽」を構築し、ストーリーを紡ぎ出していたと思う。

このあたりのアニメーション表現は、「トムとジェリー」の時代から、スラップスティック・コメディを追求してきたアメリカアニメの真髄であり伝統だろう。

少年グルーがなぜこれほどまでに悪事に信奉しているのかは、相変わらず不明確だけれど、黄色い謎の生物たちが織りなすエンターテイメントの力のみで押し通す力技は嫌いではない。

 

Information

タイトル ミニオンズ フィーバー MINIONS: THE RISE OF GRU
製作年 2020年
製作国 アメリカ
監督 カイル・バルダ
脚本
撮影
声の出演 スティーヴ・カレル
タラジ・P・ヘンソン
ミシェル・ヨー
RZA
ルーシー・ローレス
ジャン=クロード・ヴァン・ダム
ドルフ・ラングレン
ダニー・トレホ
ジュリー・アンドリュース
アラン・アーキン
声の出演(日本語吹替版) 笑福亭鶴瓶
尾野真千子
渡辺直美
市村正親
 
鑑賞環境 TV(地上波)
評価 6点

 

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