「エピソード2」と「エピソード3」の間に存在する「クローン戦争」をCGアニメで描いた「スター・ウォーズ」の番外編。
言わば「エピソード2.5」という位置づけではあるが、ストーリートしての完成度としては、チープな2Dアニメーションで描かれたテレビ映画「スター・ウォーズ/クローン大戦」の方が高いと言える。
戦闘シーンの連続に終始してしまい、キャラクターの造詣が浅くなってしまっている点はマイナスポイント。
特に次第に暗黒面へ突き進むはずのアナキンの精神状態の変動があまり見られず、むしろ本編より人間として“しっかり”して見えるのはいかがなものか。
ただそれでも、スター・ウォーズファンとしては、深淵なスペースオペラの新たなエピソードが見られただけで、満足は出来る。
どうやらこのCGアニメ版でシリーズ化するプランもあるようなので、不足したキャラクター描写は、後の作品で期待したい。
「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ Star Wars: The Clone Wars」
2008年【米・シンガポール】
鑑賞環境:TV
評価:6点
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