再・ゴールデンスランバー

映画化の出来映えがすごく良い。

と、思ったので、もう一度伊坂幸太郎の原作が読みたくなって、

妻の妹に貸してもらった。

そういえば、最初に借りた時は、“彼女の妹”だったけど、正しく言うと今はもう義妹なわけで。
(義理の妹のことを何て言うのか分からなかったので、とりあえず“ギマイ”と入れてみたら、そのまま義妹だった)

人と人との結びつきや縁の不思議さを感じながら、

改めて「ゴールデンスランバー」を読んだ。

映画のレビューにも書いたが、

この物語は、「逃げる」という行為に対する肯定と、

人が人と繋がることの普遍さと不思議さを混ぜ合わせることによって生まれた一流のエンターテイメントだと思う。

小説を読んで、映画を観て、そしてまた小説を読み返すという経験は、これまで無かったと思う。

原作の面白さが、映画化によって記憶の中でよみがえり、

改めて読み返すことにより、物語の根本的な面白さを再認識するという、とても稀有な例だった。

ゴールデンスランバー ゴールデンスランバー
(2007/11/29)
伊坂 幸太郎

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