オリンピックの魅力の一つは、
普段見ることがない競技の、知らなかった「魅力」を知ることだと思う。
今回新たに知ったのは、
フィギュアスケート アイスダンスの“多彩さ”だ。
フィギュアスケートは好きなので、毎年の国際大会の中継は大体見ており、
もちろんアイスダンスという競技の存在を知っていたけど、
“シングル”や“ペア”と比べると、激しいジャンプや大きなリフトがないので、どうも地味な印象を持っていた。
まさに氷上の“社交ダンス”であり、正直「かったるい」感じがあった。
が、今回競技の様子を見ていて驚いたことは、各組が見せるパフォーマンスと身にまとう衣装の多彩さだった。
それぞれの組が、各プログラムによって大いに衣装を変えてくる。
それにルール上、激しい動きが出来ない分、結構何でもありの衣装を身につけてくる様が面白い。
今大会で銅メダルを獲得したペアなどは、
最初の規定演技では、ビシッとしたスーツに身を固め映画のワンシーンのような妖艶さを見せたかと思えば、
続くオリジナル演技では、オーストラリアの民族衣装で身を包み、コミカルなパフォーマンスを見せた。
一寸、まったく別の組の演技だと思える程の変わり様は、競技としての多様性そのものだと思う。
イメージ以上に、見ていてとても楽しい競技だと知った。
何事も知れば知る程、面白い。
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