パラレルワールド

人生は、余分な時間をいかに生み、楽しめるかどうかにかかっていると思っている。

だから僕は、その余分な時間を楽しむための、いろいろなものが好きなのだと思う。

去年以上に映画は沢山見たい。

今年は、オリンピックイヤー(冬期)で、ワールドカップイヤーなので、スポーツ観戦も熱い。

これまでそれほど造詣が深くない音楽も、幅広く積極的に触れていきたい。

そして、本を沢山読みたい。

某宗教団体の読書を勧めるラジオCMには違和感を覚えるが、

本を読むこと自体は、とても有意義だと思う。

やはり、小説を読みたい。月に2冊くらいは読みたい。

と、言いつつ、今年になって1冊も読んでいなかったので、

古本屋サイトで買った小説を読んだ。

パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫) パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)
(1998/03)
東野 圭吾

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親友を裏切り、自らの記憶をねじ曲げてまで、恋に溺れる姿は愚かしいと思ったけど、

果たしてそれが間違っているなんてことを、誰が断言できるか。とは思った。

過去の記憶、夢、現実、が交錯して絡み合い謎を生み出す展開は、引き込まれるには充分な魅力があった。

が、用意されていた「真実」には少々整合性が無かったように思えた。

東野圭吾の小説は大概好きだが、出てくる男が総じてナイーブ過ぎて人間として格好良くない。

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