午後11時半、三たび読み返していた「ゴールデンスランバー」の最後の数十ページを読み進める。
就寝時刻の午前0時半になる前に読み終わり、殊更に満足感を得る。
この娯楽小説を読むのは三度めだったが、やっぱり面白かった。
先日映画版を観直したばかりだったが、
映画作品には映画ならではの良さがあり、原作小説には文体ならではの良さがある。
映画を観終えると、小説を読み返したくなる。
小説を読み終えると、再び映画を観返したくなる。
この原作小説と映画化作品の幸福な関係性は、とても稀有なものだと思う。
ゴールデンスランバー (2007/11/29) 伊坂 幸太郎 |
タイトルとなっている「ゴールデン・スランバー」は、ビートルズの解散間際の一曲。
今夜はこの“子守唄”を聞きながら眠ろう。
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