#日本映画

スバラシネマReview

「花束みたいな恋をした」 “誰にも分からない恋のはじまりとおわり”

この2年あまりの間、いつ観ようかいつ観ようかとずうっと思いつつも、そのタイミングを逸し続けていた恋愛映画をようやく観た。巷の評判から想像はしていたけれど、やっぱりものすごく堪らない映画だった。
2023☆Brand new Movies

「ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー」 “もっとイカれ&カワイイ暴力的ファンタジーを貫いて”

昨年前作を観て、主人公であるJK殺し屋コンビが織りなす空気感と世界観にすっかり魅了されてしまった。ほぼ「無名」と言っていい髙石あかりと伊澤彩織という二人の若い女優たちが体現する特異な“殺し屋像”は、国内外のボンクラ映画ファンたちを虜にしたに違いない。
スバラシネマReview

「シン・仮面ライダー」“安直でダサいリスペクトという名の創造放棄”

「シン・ゴジラ」にあって、「シン・ウルトラマン」、「シン・仮面ライダー」に無かったモノ、それは僕自身の過去作品対する「愛情」という名の「耐性」だったのだろう。
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スバラシネマReview

「Winny」“事件は自分の目の前で繰り広げられていた”

ある時、TikTokのフィードに流れてきたショート動画で、「金子勇」という天才プログラマーの存在を知った。それは本当につい先日のことで、恥ずかしながら私はその時までこの人物のことをまるで知らなかったし、彼が生み出した「Winny」というソフトウェアがもたらした功罪を、まったく理解していなかった。
2023☆Brand new Movies

「マイマイ新子と千年の魔法」“少女たちはそれでも笑って、明日また会う約束をする”

「この世界の片隅に」の衝撃的な感動から6年あまり、片渕須直監督のアニメーションの真髄は、そのさらに7年前に製作された本作の中に既に息づいていたことを、今更ながら思い知った。ある平日の深夜に気軽に鑑賞したのだが、想像以上に傑作だった。
スバラシネマReview

「花と嵐とギャング」“二大俳優の大根ぶりをキュートとするか、チープとするか”

おおらかというか、テキトーというか、1960年代の昭和真っ只中の国産娯楽映画のエネルギーが、良い意味では満ち溢れ、悪い意味ではダダ漏れしている。
スバラシネマReview

「罪の声」映画レビュー “不格好を似合わせる俳優力の物足りなさ”

昭和の大事件や未解決事件を題材、モチーフにした社会派サスペンス映画は好きだ。戦後の高度成長期を経て貧富の格差が大きくなるに連れ浮き彫りになる社会の病理と、それに伴って巻き起こった数々の大事件は、現代社会向けて警鐘を鳴らし続けていて、その歪がふとしたはずみで裂けて顕になっているように感じる。
スバラシネマReview

「バイオレンスアクション」映画レビュー “「ベイビーわるきゅーれ」の爪垢を煎じて飲めばいい”

チープなアクション表現と、安っぽくて素人臭いカット割りに編集。冒頭数分のシーンのみで、絶望的な「これじゃない感」を感じると共に、「駄作」であることを確信した。
スバラシネマReview

「THE FIRST SLAM DUNK 」映画レビュー “稀代の漫画家が達した「漫画」の極地”

実際に映画鑑賞に至るまで、正直懐疑的だったことは否めない。が、鑑賞し終えた今となっては、多大な満足感とともにこう断言したい。紛れもない、完全な、「漫画の映画化」だった、と。
スバラシネマReview

「タイトル、拒絶」映画レビュー “女の切なさと悲しさ、すべてを体現する伊藤沙莉”

なんて過酷。なんて醜悪。それでも、それなのにだ、雑居ビルの屋上から見える狭い空の燃えるような夕焼けを見て、思わずお腹がすいてくる。なんて切ないんだろう。なんて悲しいんだろう。
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