#日本映画

スバラシネマReview

「Winny」“事件は自分の目の前で繰り広げられていた”

ある時、TikTokのフィードに流れてきたショート動画で、「金子勇」という天才プログラマーの存在を知った。それは本当につい先日のことで、恥ずかしながら私はその時までこの人物のことをまるで知らなかったし、彼が生み出した「Winny」というソフトウェアがもたらした功罪を、まったく理解していなかった。
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「マイマイ新子と千年の魔法」“少女たちはそれでも笑って、明日また会う約束をする”

「この世界の片隅に」の衝撃的な感動から6年あまり、片渕須直監督のアニメーションの真髄は、そのさらに7年前に製作された本作の中に既に息づいていたことを、今更ながら思い知った。ある平日の深夜に気軽に鑑賞したのだが、想像以上に傑作だった。
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「花と嵐とギャング」“二大俳優の大根ぶりをキュートとするか、チープとするか”

おおらかというか、テキトーというか、1960年代の昭和真っ只中の国産娯楽映画のエネルギーが、良い意味では満ち溢れ、悪い意味ではダダ漏れしている。
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「罪の声」映画レビュー “不格好を似合わせる俳優力の物足りなさ”

昭和の大事件や未解決事件を題材、モチーフにした社会派サスペンス映画は好きだ。戦後の高度成長期を経て貧富の格差が大きくなるに連れ浮き彫りになる社会の病理と、それに伴って巻き起こった数々の大事件は、現代社会向けて警鐘を鳴らし続けていて、その歪がふとしたはずみで裂けて顕になっているように感じる。
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「バイオレンスアクション」映画レビュー “「ベイビーわるきゅーれ」の爪垢を煎じて飲めばいい”

チープなアクション表現と、安っぽくて素人臭いカット割りに編集。冒頭数分のシーンのみで、絶望的な「これじゃない感」を感じると共に、「駄作」であることを確信した。
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「THE FIRST SLAM DUNK 」映画レビュー “稀代の漫画家が達した「漫画」の極地”

実際に映画鑑賞に至るまで、正直懐疑的だったことは否めない。が、鑑賞し終えた今となっては、多大な満足感とともにこう断言したい。紛れもない、完全な、「漫画の映画化」だった、と。
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「タイトル、拒絶」映画レビュー “女の切なさと悲しさ、すべてを体現する伊藤沙莉”

なんて過酷。なんて醜悪。それでも、それなのにだ、雑居ビルの屋上から見える狭い空の燃えるような夕焼けを見て、思わずお腹がすいてくる。なんて切ないんだろう。なんて悲しいんだろう。
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「すずめの戸締まり」映画レビュー “こんな時代だからこそ見たいエゴとマジック”

「脅威」に対する人間の無力と儚さ。だけれども、一時でも長く生き続け、存在し続けていたいという切望。廃すてられた場所に眠る思いを汲み取り、悔恨が漏れ開きっぱなしになっていた“戸”を締めるという行為が織りなすファンタジーは、想像以上に「現実的」で「普遍的」だったと思う。
久々鑑賞☆おヒサシネマ!

おヒサシネマ!「君の名は。」“独りよがりの極地、揺るがないエモーション”

「独りよがり」な映画である。普通この言い回しには、多分に否定的な意味が含まれているものだが、新海誠というアニメーション監督が生み出す作品においては、それは必ずしも当てはまらない。
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「さかなのこ」映画レビュー “さかなクンというリアルな「意思」の光と闇”

「普通って何?ミー坊はよくわからないよ」「普通」じゃない人生に嘆く幼馴染に対して、主人公の“ミー坊”は純粋にそう言い放つ。そこにあったのは、安易な“なぐさめ”でもなければ“やさしさ”でもなかった。
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