バンクーバーオリンピックが終わった。
祭りの後の物悲しさが、いつものように覆う。
ただそれは、このビッグイベントがとても感動的で素晴らしかったということの表れである。
日本人として、スポーツファンとして、とても良いオリンピックだったと思う。
日本勢のメダル獲得数“5”というのも、悪くはない結果だろう。
金メダルがないことは寂しいけれど、各種目において入賞は多く、
それぞれの種目の選手達が、それぞれに研鑽を積んできた結果だと思う。
あとは、それを100%発揮して、本番で勝ちきるという勝負強さ。
それは、個々の努力と合わせて、日本全体のスポーツに対する意識の底上げが必要だと思う。
経済の悪化を理由に、アマチュアスポーツに対する支援が出来ないなんていう国の在り方は、
絶対に間違っている。
というか、そんなものは理由にもならなくて、
国を代表するようなスポーツ選手の強化を軽んじるなんてことは、自国の文化を冒涜することと同じで、
その先に国の発展なんてあるわけがない。
特に、冬の競技におけるアスリート達の環境は、日本代表クラスであっても厳しい。
それぞれが、自分たちの練習環境を保つだけで苦労している。
そんな中で、勝ち取った5個のメダルの価値は、とても大きい。
今回のオリンピックでは、
そういった限られた環境の中で、
己を磨き、世界に挑んだ日本人選手達の“ひたむきさ”を強く感じ、
その姿に感動した。
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