パラリンピックのダイジェスト放送を毎日見ている。
敢えて安直な言い方をするが、感動する。
それは、身体障害を持っている人が一生懸命しているからどうこうということではなくて、
それぞれが与えられた肉体と環境の中で、限界を極め、
とても真似できないパフォーマンスを見せてくれるからだ。
すなわちそれは、健常者が身体能力を極めるオリンピックにおける感動と何ら変わるものではなくて、
過不足無く、イコールだ。
オリンピックにも出場した義足のランナー、南アフリカのオスカー・ピストリウス。
オリンピックに出場するくらいだから、パラリンピックでは反則的に圧勝するのかと思っていたら、
種目によっては、金メダルはおろかメダル獲得すら逃してしまう程、他選手のレベルも高い。
100mの優勝記録が10秒90というのだから、凄まじい。
そして、どんな状態であっても、努力して、工夫して、
「スポーツをしよう」という意志そのものに対して、
スポーツファンとしていたく感動する。
とにもかくにも、どの競技も観戦していてとても“面白い”。
このエンターテイメント性は、もっと文化として、娯楽として、大衆の目に触れられるべきだ。
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