雨の合間の晴天。風は涼しいが、日差しは強い。
たった今読み終えたばかりだが、今もっとも映画化すべき漫画をみつけた。
「not simple」/オノ・ナツメ
スゴイ。
主人公の青年の想いは、ただひとつ。「家族とそばにいたい」ということ。
だが、彼を取り囲む人生は、あまりに稀有で、悲劇的だ。
衝撃的なほどの悲劇を繰り広げながら、どこかあたたかさと、一抹の希望を感じさせるキャラクター性と、時間軸を巧みに入り交じらせて展開させるストーリーテリングが素晴らしい。
「漫画」という状態で、すでに完璧な完成度であることは間違いない。
だからこそ、もうこのまま映像化すれば、とても良い映画が出来上がると思う。
ヨーロッパか、アメリカのインディーズ映画会社に権利を買ってほしい。
not simple (IKKIコミックス) (2006/10/30) オノ ナツメ 商品詳細を見る |
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