「セックスと嘘とビデオテープ」

2006☆Brand new Movies

 

「トラフィック」「エリン・ブロコビッチ」「オーシャンズ11」の俊英スティーブン・ソダバーグ監督のデビュー作。
この大人のセックスに関する事象と繊細な感情を描いた作品を、若干26歳で撮ったというのだから、そら末恐ろしかっただろう。

掻い摘んで言ってしまえば。
セックスレスの夫婦がいて、その夫は妻の妹と浮気していて、そのことを薄々感づいている妻はセックスを拒み、ふいに現れた夫の旧友の不思議な魅力に惹かれ、彼の影響で夫との別れを決意し、夫は妻も愛人である妻の妹も失い、妻はその男と結ばれる。
という、ごちゃごちゃはしているけど、そのごちゃごちゃさが逆に平凡な「昼ドラ」のプロットにすぎない。

が、そこに、非常に繊細な各人の「セックスに対する感情」を、ストーリーの中に巧みに食い込ませるあたりが、ソダバーグのデビュー作にふさわしいと思う。

ただ、しかし、正直なところ、24歳の僕にはそのテーマ性自体を捉えきることが出来ないのが事実。
もう少し(いやかなり)、歳と経験を重ねた上で観たなら、もっとこの映画の感情の深い部分を理解できたのではないかと思う。

でも、上記の通り、ソダバーグ監督が今作を撮ったのは、26歳。
「すごいなあ」としか言えない……。

「セックスと嘘とビデオテープ Sex,Lies And Videotape」
1989年【米】
鑑賞環境:DVD
評価:7点

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