評価:
2点Story
コナンや少年探偵団たちは、豪華客船アフロディーテ号の処女航海に参加していた。政界や芸能界の著名人も招待された中、殺人事件が発生してしまう。その裏には15年前に沈没した貨物船の事故との関連が…。コナンたちは恐ろしい陰謀に巻き込まれていく。 Filmarksより
Review
前週に引き続き、テレビ放映を子どもたちと共に横目で追いつつ、お決まりの荒唐無稽なストーリーテリングに終始“ツッコミ”を入れまくる。
豪華客船を舞台にし、復讐殺人を行う犯人をミスリードする展開自体は、ミステリーの王道的なストーリーで良かった部分ではあったけれど、その根幹となる真犯人の犯罪計画は、あまりにもずさんで場当たり的。
同じ復讐の理由を持つ犯人を操るように表面的な実行犯に仕立て上げ、実際は真犯人自身がすべての殺人を実行しているという真相には、整合性がまるでなくて、事の顛末が明らかになっても、「え、なんで?」と疑問符が更に大きくなった。
自分自身は手を汚さずに、脚本家の男にすべての罪を着せる企みというのなら理解できるし、すべてを掌握していた狡猾な犯人像が創造できていたはずなのに、なぜこうもバカばかりのストーリーテリングをコナン映画は選択してしまうのか。
子どもや、あまりミステリー映画を観ないターゲット層向けに分かりやすくしているという理由なのかもしれないけれど、それならば更に大きくお門違いだろう。
一緒に観ている子どもたちも呆れて失笑していることからも、それは明らかだ。
そして、相変わらず好き勝手に暴走するコナンをはじめとする少年探偵団の傍若無人ぶりにも、閉口せずにはいられない。
コナンや灰原は良いとしても、ほかの3人の保護者は一体どうなっているのだ。と、過去何万回も繰り返されたであろう難癖をつけずにはいられない。
Information
タイトル | 名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー) |
製作年 | 2005年 |
製作国 | 日本 |
監督 | |
脚本 | |
作画監督 | |
声の出演 | |
鑑賞環境 | TV |
評価 | 2点 |
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