「犯罪都市 THE ROUNDUP」“現代に蘇る昭和娯楽満載のジャンル映画シリーズ”

2024☆Brand new Movies

評価:  7点

Story

韓国・衿川(クムチョン)署強力班に犯罪者の引き渡しのためにベトナム行きの任務が命じられる。向かったのは、強引な捜査で世間の目を集めがちな型破り刑事マ・ソクト(マ・ドンソク)と頼りない班長チョン・イルマン(チェ・グィファ)。そこで明らかになったのは、冷酷な凶悪犯罪者カン・ヘサン(ソン・ソック)の存在とカンが起こした誘拐事件だった。マ・ソクトは持ち前の正義感から現地警察の制止を振り切って強引に捜査を開始するが・・・ Filmarksより

日本版主題歌入り!マ・ドンソク主演映画『犯罪都市 THE ROUNDUP』予告
マ・ドンソク主演『犯罪都市』の続編で、韓国とベトナムを行き来しながら容疑者らを追い詰めていく刑事たちの死闘を描くクライムアクション。韓国の強行犯係の腕利き刑事たちが、凶悪犯を追い詰める。監督を手掛けるのはイ・サンヨン。マ・ドンソクが主人公を…more

 

Review

韓国が誇る世界的豪腕俳優、マ・ドンソクが、ビジュアル的な印象そのままに腕っぷしのみで凶悪犯を叩きつける型破りな刑事を演じるアクション映画第二弾。
前作の流れや脇役・端役のキャラクターたちもそのまま踏襲し、二作目にして“ジャンル映画”としての立ち位置を確立している。
このあたりのテイストが、昭和時代に量産された日本のジャンル映画の娯楽性ととても類似してて、昭和娯楽映画好きとしては大変楽しい。時代が違っていれば、日本の警察組織やヤクザ組織から菅原文太や高倉健が登場しそうだ。

世界的に“アクションスター”というポジションが軽視され、脇に追いやれ気味である昨今、個性的にすぎるキャラクター性を発するマ・ドンソクという俳優の存在感は、やはり唯一無二であり、貴重だと思える。
今作でもそんな豪腕俳優が、文字通り所狭しと暴れまくる。ベトナムの狭いアパートの一室での攻防や、路線バス内での最終決戦など、この俳優の巨躯に対して敢えてあからさまに狭い舞台設定をチョイスしているのがまた面白い。

とはいえ、主人公自身はあくまでも所轄の警察署の一刑事に過ぎないので、対峙する悪役も超凶悪ではあるけれど、それほど巨悪というわけではない。故にストーリー的にも極端に大仰にならないことが本シリーズの特徴でもあろう。
ストーリーを振り返ってみれば、所轄刑事と地元のヤクザものとの丁々発止に終止するのだけれど、鑑賞中はそれを忘れさせる「圧力」に圧倒される。

無論その「圧力」は、主演俳優のそれがそのまま映画世界全体に反映されていることに他ならない。
シリーズ作も続々製作されているようなので、豪腕俳優の活躍をまだまだ楽しみたい。

 

「犯罪都市」“張り手一発の説得力とエンターテイメント”
“張り手”一つで傍若無人なヤクザどもを制圧するという説得力。 こんな刑事を演じられるのは、世界を見てもマ・ドンソクしかいないだろう。

 

Information

タイトル 犯罪都市 THE ROUNDUP THE ROUNDUP
製作年 2022年
製作国 韓国
監督
脚本
撮影
出演
鑑賞環境 インターネット(字幕・U-NEXT)
評価 7点

 

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画像引用:https://www.fashion-press.net/news/91151

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