「グレイマン」映画レビュー “キャップの禁断のセリフに爆笑”

スバラシネマReview

評価:  7点

Story

“グレイマン”ことコート・ジェントリー(ライアン・ゴズリング)は、”シエラ・シックス”のコードネームを持つCIA工作員。過去に連邦刑務所で服役していたところをCIA管理官のドナルド・フィッツロイ(ビリー・ボブ・ソーントン)にリクルートされエージェントに転身した。組織内屈指の凄腕暗殺者となったジェントリーだったが、ある一件をきっかけに事態は一転、自分がCIAから追われる羽目に。かつての同僚ロイド・ハンセン(クリス・エヴァンス)から世界各地で命を付け狙われる中、工作員のダニ・ミランダ(アナ・デ・アルマス)の助けを借り、ジェントリーは過酷な戦いに身を投じていく。 Filmarksより

『グレイマン』予告編 – Netflix
Netflix/AGBO制作、アンソニー&ジョー・ルッソ監督で贈るアクションスリラー大作『グレイマン』。ライアン・ゴズリングがグレイマンを、そして彼を追う冷酷な敵をクリス・エヴァンスが演じる。『グレイマン』 は、Netflixで7月22日 …more

 

Review

「“超人的”はやめろ バカっぽい」

“キャプテン・アメリカ”役を卒業して、ある意味「自由」になったクリス・エヴァンスをサイコパスな悪役に配し、この台詞を放たせたことが、本作のハイライトかもしれない。

「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」から「アベンジャーズ/エンドゲーム」までの各作品の指揮をとり、MCUの“インフィニティ・サーガ”を見事に締めくくってみせたルッソ兄弟による本作におけるアクション描写の手腕は流石だった。
アクション映画としての“見せ方”と“魅せ方”は、作品全編において「工夫」が張り巡らされていて、楽しく、引き込まれる。

前述のクリス・エヴァンス含め、キャスティングも良かった。
主演のライアン・ゴズリングは鍛え上げられた見事な“肉体美”と、この俳優持ち前の“憂い”で、アクション映画の主人公として申し分ない魅力を放っていた。
「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」の記憶もまだ新しいアナ・デ・アルマスは、「007」での少ない出演シーンで世界中の映画ファンを虜にした魅力を存分に見せてくれた。
また個人的には1996年の「スリング・ブレイド」以来のビリー・ボブ・ソーントンという俳優のファンなので、久しぶりの出演作鑑賞が嬉しかった。

と、アクションもキャストも最高だったのだけれど、いかんせんストーリー展開がありふれておりチープ過ぎた。
スパイ・アクションの部類である以上、もう少しストーリーテリングにおけるケレン味や小気味よさがほしかったところ。
キャストのパフォーマンスはそれぞれ安定していたはずだけれど、演じるキャラクターの言動があまりにも予定調和的過ぎるので、結果的に「凡庸」に見えてしまったことは否めない。

続編を狙っているためか、諸々の設定が未回収な箇所も多く、本作単体の結末にカタルシスが得られなかったことも大きなマイナス要素だった。

 

おヒサシネマ!「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」“On your left!”
2014年の劇場公開から6年、通算4度目の鑑賞。 鑑賞した日付を振り返ってみると、ちょうど2年スパンで再鑑賞に至っていることが、自分のことながら興味深い。

 

Information

タイトル グレイマン THE GRAY MAN
製作年 2022年
製作国 アメリカ
監督
アンソニー・ルッソ
ジョー・ルッソ
脚本
ジョー・ルッソ
クリストファー・マルクス
スティーヴン・マクフィーリー
撮影
スティーヴン・F・ウィンドン
出演
ライアン・ゴズリング
クリス・エヴァンス
アナ・デ・アルマス
ジェシカ・ヘンウィック
レゲ=ジャン・ペイジ
ワグネル・モウラ
ジュリア・バターズ
ダヌーシュ
アルフレ・ウッダード
 ビリー・ボブ・ソーントン
鑑賞環境 インターネット(Netflix・字幕)
評価 7点

 

Recommended

 

画像引用:

コメント

タイトルとURLをコピーしました