「時をかける少女(1983)」

2005☆Brand new Movies

 

生まれて初めて観た“アイドル映画”がこの作品だったことを幸福に思う。

ストーリーがメチャクチャであろうと、演技がヘタクソだろうと、映像センスがおかしかろうと、この映画がアイドル映画で、主演のアイドルがたまらなくカワイければ、それはもう「完璧」と言わなければならない!!
と、すべてを観終わってそう思った。心底そう思った。
なんたって、原田知世がカワイスギル。
もうそれがすべてなんだと思う。この映画は。

実際、「ああ、これはスゴイ映画だ」とはっきりと認識すると、途端に、ストーリーは変わっているけど驚きと感動があり、演技は初々しさが眩しく映り、革新的な映像センス(ほんとに最近の映像作家のセンスに通ずる部分もある)に舌を巻く。ということになってくるから不思議なものだ。

終盤、ラストのラストまで疑問符が付きまとったことも事実である。
が、しかし、そんな迷いも、衝撃的なエンディングで、消え去り、すべてがガッチリと“アイドル映画”という枠に納まる。

“アイドル映画”恐るべし……!

「時をかける少女」
1983年【日】
鑑賞環境:VHS
評価:7点

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