われながら地味だとは思うが、“ディズニーランドで好きなアトラクションは?”と聞かれれば、僕は「カリブの海賊」と「ホーンテッド・マンション」と答える。
「カリブの海賊」の映画版「パイレーツ・オブ・カリビアン」は、ジョニー・デップという巧者の主演とアトラクションそのままに描き出した世界観に、予想以上の満足感を得られることができた。
そしてそのヒットを受けて~!という勢いがモロに感じ取れる今作の製作を聞いた時点で正直あまり良い予感はしていなかった。
やはり最大のハンデは、目新しさとブームに巧い具合に乗った“海賊モノ”に対して、散々やり尽くされた感のある“幽霊モノ”というジャンル自体だったと思う。
いくら最新CGで仕上げてみても、エディ・マーフィーが職人的にはしゃいでみても、そこに新しさは生まれず、ただただありきたり感が付きまとう。
まあそれでも細かな演出まで頑張っていた部分はあったが、大筋のストーリーがチープそのものでは焼け石に水である。
「ホーンテッドマンション The Haunted Mansion」
2003年【米】
鑑賞環境:DVD(吹替)
評価:3点
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