昨日は、大相撲夏場所の千秋楽の中継を録画しておくのを忘れてしまっていたことを、
夜のスポーツ番組を見ながら大いに後悔した。
深夜に千秋楽の再放送があることを知り、録画予約して寝て、
朝起きて会社に行く前に観て、今さっき再び観た。
37歳8ヶ月、史上最年長での「初優勝」を遂げた大ベテランのモンゴル出身力士(2005年に帰化)の快挙は、
それくらいにスポーツファンの心を大いに刺激する稀に見るベストシーンだった。
成し遂げた快挙はもちろん素晴らしいが、
それ以上に、旭天鵬という力士の愛すべき人間性が、殊更に高揚感をかき立てたと思う。
千秋楽に至るまで優勝争いを繰り広げる快進撃にも、
「やっちゃいました」と連日おどけてみせ、
優勝インタビューでは「眠れなくて、お酒を少し飲んだ」と赤裸々な姿をみせた。
モンゴル出身力士が大相撲のトップクラスを席巻して久しいが、
20年前に初土俵を踏んだ旭天鵬は、その「パイオニア」という呼称があまりに相応しい。
横綱白鵬のまさかの不調の中、6人もいる大関がその“隙”を突き切れなかったことは何とも情けないことだが、
モンゴル出身の大横綱の代わりに優勝したのが、
彼を含めた数多くのモンゴル人力士を牽引したパイオニアだったというのは、
何とも感慨深く、白鵬が後で述べたように「宿命」だったのかもしれない。
とにもかくにも素晴らしい。
優勝パレードでは、横綱自らが志願して優勝旗の旗手を買って出た。
これもまた素晴らしい光景だったと思う。

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