北京五輪開会式を3時間以上延々と見ている。
オリンピックの開会式が好きである。
「世界最大イベント」という大義名分をこれでもかと見せつけて、仰々しく、華やかに、晴れやかに、問答無用の巨大さが、良い。
世界のありとあらゆる国の人々が集まり、一流のアスリートを中心とした様々な人々が、様々な問題を度外視して、盛り上がろうとする様の幸福感が、良い。
開催国にも、世界自体にも、問題は山積みだろうが、それでも国の威信と、平和の名の下に、こうしてオリンピックが開かれることに、先日亡くなった赤塚不二夫の言葉をかりて、「これでいいのだ」と思う。
200を超える国の人々を一国に集めるという、そのことだけをとっても「価値」は計り知れないと思う。
北京五輪は、今始まったばかりで、大会終了まではまだまだ前途多難だろうし、オリンピックを開催したからといって、その他の問題が解消されるわけでは決して無い。
が、全世界がこの国を注視する二週間の価値は、中国にとって、世界にとって、必要不可欠なものになるに違いない。
さて、そろそろ聖火が灯るようだ。
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