「スカイ・クロラ」

2009☆Brand new Movies

 

ブルーレイではじめてアニメ映画を観た。
リアルで迫力のある映像世界は、もはや“アニメーション”という範疇に入れていいのかどうかすら疑問に思える。

いやー満足した…………と言いたいところだけれど、結局到達した感想は、
「相変わらずの押井ワールドですね……」というところ。

ストーリーが分かりづらいとかそういうことは決してないのだけれど、「だから結局何なのさ?」という、これまでの押井作品に共通して感じたフレーズが、再びあらわれた。

極限状態におかれた特異な人間模様。
そこに生じる絶望と希望。
相変わらず、テーマ性自体は非常にオリジナリティーに溢れ興味深い。
が、そこに描かれる人間性やドラマ性が、根本的な部分で希薄すぎる。

もうこれは、好き好きの問題なんだろうなと思う。
どれほど完成度が高まろうが、詰まるところは、面白いか、面白くないかということに帰結する。それが映画というものだと思う。

「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」
2008年【日】
鑑賞環境:Blu-ray
評価:3点

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