「スピード・レーサー」

2009☆Brand new Movies

 

自宅で、ブルーレイディスクが見られるようになって、初めて見る映画を何にするか?
それは、映画好き&家電好きにとってかなり重要な問題だったりする。

レンタルショップのブルーレイコーナーに集められた作品群を前に、暫し思案した結果、見る機会を失っていた今作を手に取った。

流石にスゴイ。映像に度肝を抜かれたのは久しぶりだ。しかもそれが自宅のテレビで味わえるのだから、スゴイ時代になったものだと思う。

ウォシャウスキー兄弟が持ち前の“オタク魂”を、良い意味で好き勝手に発揮した快作だと思う。
こういう映画は「中途半端」な部分があった時点で“負け”である。
ただそこは、「マトリックス」で映画自体の常識をひっくり返した同兄弟だけあって、そう文字通りとことん“突っ走っている”。

原作は往年の日本のテレビアニメ「マッハGoGoGo」である。
日本で生まれたアニメや漫画が海を渡り、ハリウッドで映画化されるという構図は、最近続発されているが、その中ではかなりレベルの高い仕上がりを見せているとも思う。

やはりこれくらい問答無用に突っ走れるだけの、原作に対するこだわりと愛着がなければ、映画化は成功しない。

人生初のブルーレイ鑑賞にふさわしい映画だったと思う。

P.S.ただ、真田広之の役どころはもう少しおいしくしてあげて欲しかった……。

「スピード・レーサー Speed Racer」
2008年【米】
鑑賞環境:Blu-ray
評価:7点

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