年明け以降、慢性的な金欠状態が続いていたので、
“単行本買い”している漫画の既刊が溜まり続けていた。
で、いざ買うと“漫画好き”のたがが外れてしまって、
先日の「にこたま」最終巻を皮切りに、立て続けに8冊購入。。。

「うちの妻ってどうでしょう?(5巻)」/福満しげゆき
“他人の愚痴”なんて基本的に聞きたいもんじゃないが、この作者の思考はどうしても自分自身に相通じるものがあって、結局苦笑いしながら読み切ってしまう。
登場する“妻”も相変わらず我が愛妻とかぶる部分が所々あって、殊更に他人事とは思えない。
“妻”のビジュアルがだんだん変わってきちゃっているのが気になるところではあるが……。
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うちの妻ってどうでしょう?(5) (アクションコミックス) (2012/12/27) 福満 しげゆき |
「テラフォーマーズ(4・5巻)」/(作)貴家悠・(画)橘賢一
数ヶ月前に、書店で1巻が試し読みで並んでいて、何の予備知識も無く立ち読みした。
「これは単行本は買わんな」と思いつつも、その足で寄った古本屋で2巻と3巻を一気に立ち読み。
普通この手の漫画は“立ち読み専用”として、掲載誌を立ち読みするパターンなのだが、何だか引っかかるものが残り続け、それが出来なかった。結局、既刊の4巻と5巻をまとめて購入。
火星で爆発的に進化した“G”と、地球上の様々な生物の遺伝子を移植した人類代表が死闘もとい“駆除の仕合”を繰り広げるという、馬鹿馬鹿しいコンセプトの“THE男マンガ”。
「地球上で一番強い生物は何か?」という地球上のすべての男にとっての永遠の議題に対しての“くすぐり”が見事。
いわゆる“良い漫画”には程遠いが、面白いんだからどうしうようもない。
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テラフォーマーズ 5 (ヤングジャンプコミックス) (2013/05/17) 橘 賢一 |
「高校球児ザワさん(12巻・最終巻)」/三島衛里子
女子高校球児“ザワさん”を描いた今作もいよいよ最終巻。
高3の最後の夏の大会直前に終わるっていうのも、この漫画らしくて良かった。
「部活」なんてものは、“終わり”の前後にそこから生まれる感慨の総てが集約されるもの。
もっとああすればよかったとか、もっとこうしとけばよかったという「後悔」すらもが、その後の人生の「価値」になる。
エピソードの連ね方の独特さ、野球部経験が無くても感じる既視感、そして主人公に対しての萌え。良い漫画だったと思う。
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高校球児 ザワさん 12 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕) (2013/04/30) 三島 衛里子 |
「87CLOCKERS エイティセブン・クロッカーズ(2巻)」/二ノ宮知子
パソコンの処理速度を競う“オーバークロック”の世界に生きる面々を描いたラブコメ……?
という説明で間違っていないと思うが、2巻を読み終わっても、主題である“オーバークロック”の概念と魅力がよく分からない。
流石にマニアック過ぎるだろうと思うが、そこは「のだめカンタービレ」の作者。しっかりとその特殊な世界観を踏襲したラブコメに仕上げてくるので、何だかよく分からないまま、結局「楽しい」。
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87CLOCKERS 2 (ヤングジャンプコミックス) (2012/10/10) 二ノ宮 知子 |
「絶対可憐チルドレン(32巻)」/椎名高志
既刊はすでに34巻。油断すると既刊分が溜まってしまっていることが多い作品だが、いざ読むと緩急織り交ぜたストーリーテリングでしっかり引き込んでくれ、この作者ならではの漫画の巧さを感じる。
キャラクターの魅力に裏打ちされた卓越したエンターテイメント性と、メタとオタクネタ満載のコメディセンスが個人的に大好物。
「GS美神 極楽大作戦!!」に迫る長期連載になってきているが、あの名作にどこまで迫ることが出来るか期待。
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絶対可憐チルドレン 32 (少年サンデーコミックス) (2012/12/18) 椎名 高志 |
「ふたがしら(2巻)」/オノ・ナツメ
「さらい屋五葉」に続くオノ・ナツメ流の江戸時代活劇漫画。
この人の漫画はやはり「雰囲気」が素晴らしい。そして、そこに息づくキャラクター達の叙情が印象的に残る。
1巻目の段階では、二人の主人公がどのような方向に進む漫画なのか今ひとつ掴みきれなかったが、どうやら「任侠」の世界の色合いが濃くなってきた様子。
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ふたがしら 2 (IKKI COMIX) (2012/08/30) オノ ナツメ |
「僕らはみんな死んでいる(8巻)」/きら
この漫画家も、今最も信頼できる作家の一人。「まっすぐにいこう。」以来、たぶん全作品読んでいるが、女性向け漫画の枠を大きく越えたストーリーテリングと人間描写が素晴らしい。
“死後の世界”を描いた漫画は沢山あるが、このアプローチはやはりオリジナリティに溢れている。
基本的にライトなテンションでストーリーは進んでいくが、突如として人間の闇の部分が浮き彫りになる展開もこの作者ならではだ。
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僕らはみんな死んでいる 8 (クイーンズコミックス) (2013/04/25) きら |
「ボーダー(1巻)」/渡辺ペコ
「にこたま」最終巻の感慨にふける間もなく同時発売された渡辺ペコの最新作。
相変わらずこの人の漫画は描き出されるテーマにギョッとする。
それは必ずしもテーマが突飛だからではなく、自分たちの生活の中でもひょいっと顔を出すかもしれない極めて現実的なものだからだと思う。
何気ない一コマが物語る意味合い、群像劇とそれに伴う現在と過去が絡み合っていきそうなストーリーテリングも興味をそそる。
また夫婦共々読んでいこうと思う。
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ボーダー 1 (ヤングジャンプコミックス) (2013/04/23) 渡辺 ペコ |









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