周知の通り漫画が好きである。
何もかもというわけにはいかないが、あらかたの漫画はソツなく読んでいると思う。
したがって少女漫画というものも積極的に読む。妹がいて、母親も漫画好きなので、少女漫画を読むことも買うことも少しも抵抗はない。
まあ、あまりに色恋に突き進む話はさすがに読んでいられないケド、良い漫画はスゴク良い。
最近のハマリどころと言えばやはり「ハチミツとクローバー」。そう“ハチクロ”。
登場キャラクターの全員がそれぞれに片想いという設定も弱いが、加えて美大における「創造」に対する葛藤を抱える様が、殊更にせつなさとして胸に迫る。
先日最新刊が出て、一人飲食店(某マ○ク)で遅い昼食をとりながら読んでいたら、涙が溢れてきてマイッてしまった。
「自分は何のために生きていくのか」
実のところもうそんなの、幼稚で甘酸っぱいだけの感情なのかもしれない。
何にもならないかもしれないし、それが足枷になるだけかもしれない。
でも、僕はそういうものをいつまでも抱えて生きていきたい。
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ハチミツとクローバー (10) (クイーンズコミックス―コーラス) (2006/09/08) 羽海野 チカ |
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