いま連日報道されている尼崎市の連続変死事件の真相が徐々に明るみになるにつれ、
「闇金ウシジマくん」の現在連載中のエピソードのテーマが非常に類似していて驚く。
好きな漫画ではないので立ち読みしかしていないが、
この作者の現代社会の病理に食い込んだテーマの取り上げ方が、
常に真に迫っているということを如実に表していると思う。
そして、漫画で描かれている物語よりも、
現実の事件の方がよっぽどえげつなくて、
リアリティが無くて漫画のようであることが、
恐ろし過ぎる。
作者の真鍋昌平は、
いまおそらく、自分が描き出した漫画世界の空想と現実世界の事実との狭間で、
類似点と相違点に呑み込まれながら、この先をどう描くべきなのか苦悩していることだろう。
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