「やっぱりエイヒレにすりゃあよかった」と思いながら、
やけにむつこいクリームチーズを最後の肴にしてマッコリを飲んだ。
週末金曜日。
仕事を早く切り上げられそうだったので、飲み相手を探したが誰もつかまらなかった。
しかたなくとぼとぼと帰宅し、愛妻に断りを入れ、一人近所の居酒屋へ。
昨年末に引越してきて以来、某居酒屋チェーンでの一人飲みもすっかり慣れたもの。
入店するなり「1人」と指で伝え、カウンター席へ。
ちなみに、この店のカウンター席はボックス席っぽくなっていて、わりと一人でも居やすい。
晩飯は済ませてきたので、酒と肴を適当に注文し、持ってきた「DEATH NOTE」の9巻を読み始めた。
ふと読み返したくなり、実家の本棚から全巻引っ張り出してきたのだけれど、
久しぶりに読むとやっぱり面白い漫画だと思う。
映画化を含めて(その出来は散々だったけれど)、一つのムーヴメントを生み出しことも理解できる。
原作と作画が別人の少年漫画の中では、「北斗の拳」に次ぐ漫画なのではないかとすら思える。
この漫画の長所でもあり短所でもあるが、一巻を読むのに物凄く時間がかかってしまう。
普通の少年誌の単行本であれば、30分もあれば余裕で読み終わるものだが、
この漫画はストーリーの特性上、各キャラクターの心理描写が大半を占めるため、モノローグが非常に多い。
酒を飲みながらということもあり、
1時間半ほどかけてようやく一冊分読み終えて、帰宅。
その後、就寝前に全巻読み終えなければ気が済まなくなり、
結局最終巻を読み終えたのは、午前2時にさしかかる頃だった。
「L」の前日譚がスピンオフ的に連載されるのかと思っていたけれど、結局無かったな……。
という、どうでもいい秋の夜長。

![]() |
DEATH NOTE (7) (ジャンプ・コミックス) (2005/07/04) 小畑 健 |
コメント