連休明け。案の定、気分は最低。
相変わらず、考えなくてもいいことを、考えてしまう。
こういう時は、テレビも映画もラジオも音楽、何かしらの音声が出るメディアを受け入れづらくなる。
だから、漫画を読む。
漫画の内容も絞られる。
明る過ぎても駄目、暗過ぎても駄目、動きが激し過ぎても駄目だし、現実からかけ離れ過ぎるのも駄目。
自室の本棚を物色する。
あれも駄目、これも駄目。そうして目に止まる。
大体、こういう時に読む漫画は決まっている。
岩明均の連載デビュー作「風子のいる店」。
吃音に悩む女子高生が小さな喫茶店「ロドス」のウェイトレスとしてアルバイトをする日々を描く一種の青春漫画。
何が劇的というわけでは一切無いのだけれど、文庫本にして全4巻のこの小さな漫画は、
滅入った気分をほんの少し解きほぐしてくれる。
故に決して手放すことは出来ない漫画の一つである。
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風子のいる店 (1) (講談社漫画文庫) (1995/05) 岩明 均 |
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