Takeru Shiraishi

スバラシネマReview

「台風のノルダ」映画レビュー “薄くて冗長な26分間”

まず、この作品は一体どういう“意気込み”で制作されたのかと疑問を禁じ得ない。表層的には割と美しいアニメーションが映し出されるので、期待感は生まれる。
スバラシネマReview

おヒサシネマ!「トップガン」 “変わる時代性の中で不変の主演俳優”

36年ぶりの続編「トップガン マーヴェリック」の評判が思いのほかすこぶる良いようなので、実は劇場鑑賞はスルーするつもりだったけれど、これは観に行かねばと思い直し、1986年のこのオリジナルを慌てて再鑑賞。
スバラシネマReview

「犬王」映画レビュー “作品内外で奏でられる二人の共鳴”

語られぬ者たちの時代と怨念を超えた狂騒曲。この国が誇る最古の舞台芸術である「能楽(猿楽)」をメインフィールドにして、時代に埋もれた能楽師と名も無き琵琶法師の友情と狂気が、縦横無尽のアニメーション表現の中で描きつけられている。
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ひとりごとの記憶40s

乳酸菌

昨夜は、実家(隣)のバルコニーで両親と飲んでいたら、調子に乗ってワインを3〜4本空けてしまい、今日の午前中は二日酔い。頭痛薬を飲んで何とか抑えて、午後は映画を観に行った。疲れた胃に乳酸菌が染み渡る。
ひとりカメラ部

散歩

帰宅し、すぐに散歩にでかける。平日の夕方に自宅の近所を散歩するなんて、子供の頃に飼い犬の散歩をしていたとき以来だろうが、カメラ歩きが楽しくなって、そういうことも再び日常的になってきた。40を越えて、物事の捉え方が少しずつ変わってきているよう…more
ひとりカメラ部

フィルムカメラ

あら、気がつけば5月も終わる。もう一ヶ月近く前のことになってしまうが、メルカリで購入した古いフィルムカメラ“minolta hi-matic7s”で初めて撮影して、20年ぶりぐらいに「現像」に出した。なにせ古いカメラで、使い方もままならなか…more
スバラシネマReview

「孤狼の血 LEVEL2」映画レビュー “狂気乱舞のオール悪人映画”

前作「孤狼の血」は、現在の“ヌルい”娯楽映画が蔓延るこの国の映画界において、確実なカウンターパンチとなり得る“アツい”作品であったことは間違いない。血と脂汗が入り混じって匂い立ってくるような暴力性とその熱量は、往年の大傑作「仁義なき戦い」をはじめとする東映のジャンル映画を彷彿とさせた。
スバラシネマReview

「サイダーのように言葉が湧き上がる」映画レビュー “夏空や つたない言葉 ぼくはすき”

ヘッドホンは屋内外問わず必携だし、マスクも現在の感染症対策に関係なく実は一年中していたい。特に明確なコンプレックスがあるわけではないけれど、世の中に対してささやかな“ガード”をすることで、心を落ち着かせることができる。
スバラシネマReview

「流浪の月」映画レビュー “否定し難い嫌悪感、その奥の深淵に広がる濃密”

「怒り」以来、6年ぶりの李相日監督の最新作は、この監督らしい悍ましさと、儚さ、一抹の輝きを孕んだ人間の生々しさが描き出されていた。綺麗事では済まされないその人間模様は、愚かしく、痛々しく、とても悲しい。
スバラシネマReview

「マトリックス レザレクションズ」映画レビュー “彼女だからこそ許された壮大な「個人映画」”

20年越しの「復活(Resurrections)」という名の「強制再起動」。本作には、現在の映画界に蔓延するネタ不足と、マンネリ化を超越して、「マトリックス」という映画世界そのものとそれがもたらした文化を俯瞰して再構築するという“メタ視点”と“反則技”が満ち溢れていた。
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