NHKの「外事警察」というドラマが非常に面白かった。
2009年に放映されていたものだが、観ておらず、
続編として製作された映画化作品が公開間近になり、案の定BSで再放送がされていたので録画して欠かさず観てきた。
今週、全6話の第5話目が放送されたので観て、
来週が最終回なのだが、いてもたってもいられなくなったので、TSUTAYAでDVDを借りてきて直ぐさま観た。
“外事警察”と称される公安の外事課という、これまで表立って描かれることがなかった題材は、非常に興味を惹き付けられた。
日本という国と警察組織における公安の存在性と必要性、その内外における危機感を鋭敏に描きつけていたと思う。
一般的な警察ものやアクションものに比べれば、題材の特性もあり全体的に地味な展開が大半を占めるが、
そこには独特の緊迫感が溢れ、非常にスリリングだった。
そして、何と言ってもキャスティングが見事だったと思う。
渡部篤郎を主人公に配したことは大正解だった。
近年の出演作において特に顕著だった彼独特の異様さと凄みは、キャラクターに合致し、他のドラマではお目にかかれない主人公像を作り上げていた。
主人公を取り巻く人物のキャスティングも、一々抜群だったと思う。
総じてキャスティングにも派手さはないのだが、すべてのキャラクターにおいて「適役」としか言えない配役が、ドラマの確かさを支えていたと思う。
これで今週末にも、既に公開されている映画版を観に行ける。時間があれば。
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まとめtyaiました【SOTOGOTO】
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