「僕の小規模な生活」の最新巻(6巻)を買った。
このところこの単行本は、本の厚みが薄っぺらい割に価格は同じなので、新品で買うことを敬遠していたのだが、
ネットショップの中古本の入荷が待ちきれずに買ってしまった。
いつものように“合間”で読んで、結果的には買ったことを満足した。
作者本人の“後悔”だらけの過去の回想。
それによって改めて傷ついたり、顧みることで初めて救われたり、
そういう本当に個人的で、実際どうでも良い小さなことの描写が、
自分自身のこととオーバーラップして、相変わらず身につまされる。
時間が過ぎ去っても、辛かったことや苦しかったことが消えて無くなるなんてことはないけれど、
それすらも今の自分を形作っているものの一端であることを、
自分自身で認められることが、
生き続ける価値だと思うし、
そうすることが勝ちだと思う。
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僕の小規模な生活(6) (KCデラックス) (2012/02/23) 福満 しげゆき |
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