野球漫画

さむぞら08

つーか、寒い。

何なんだろうこの寒さは。こんな寒い日は、漫画の話にかぎる。

ナイツのネタばりに“今更”であるが、

H2」を、初めて読んだ。

全34巻を二日で読んだ。(平日にどうやって読むんだ?とは聞かないでほしい……)

「漫画好き」と言いながら、今まで“あだち充作品”を全く読んだことがなかった。
実は、「隠れあだち充読まず嫌い」だった。

野球漫画好きを二通りに分けるとすれば、
ずばり、「ドカベン派」と「タッチ派」に別れる。
そして、僕は圧倒的に「ドカベン派」である。

あだち充作品には、惚れた腫れたと、なんとなく「軟弱」なイメージがあったわけだ。

ただ、よくよく考えれば、水島新司作品にも恋愛的な要素は随所で出てきており、時に唐突にそういうエピソードが挟まれるので、むしろ「節操」がない。

兎も角にも、全巻読み終えた直後の感想は……「後悔」。

あー、借りて読むんじゃなかった……。買って読むべきだった。

まあ、そもそも絵柄は嫌いじゃないし、独特のセリフ回しも好きな方。
端から「嫌い」な要素などなかったのかもしれない。

野球部の無い高校で野球部を作り、寄せ集めのナインで甲子園を制する。

有り得ない。超マンガ的である。

が、これが「漫画」である以上、そのプロットは絶対的に正しい。

プロ行き確実の超高校球児であるにも関わらず、

高校最後の夏を、「人生最高の夏」と、断言する。

18歳、その不器用なほどの熱さ、真っ直ぐさ、ひた向きさに、

27歳、惹かれずにはいられない。

H2 (34) (少年サンデーコミックス) H2 (34) (少年サンデーコミックス)
(2000/04)
あだち 充

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この漫画は脇役が良い味を出す。
木根と広田が好きです。


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