「海猿 ウミザル」

2005☆Brand new Movies

 

あ、熱い!これ見よがしに、熱い。

特殊訓練下の青春、対立、友の死、恋、葛藤……おおよそ考えられる“定番”素材をとにかく盛り込んでいる。
“海猿”という題材以外、目新しいものは何もない映画だ。映画というものに、新しさばかり求める人は、たぶんありきたりなストーリーに退屈したりするのかもしれない…。

ただ、僕はこういう映画の強引な娯楽性を無視することができない。

こういう映画に必要なのは、ストーリーの驚きだとか、繊細で巧い演技だとかそういうことではない。
お決まりの設定、お決まりの展開、お決まりのクライマックス、そういう良く言えば“王道的要素”をどれほど、気負いなく押し切れるかだ。

無難に主演をこなした伊藤英明も悪くなかったが、何よりもこの映画の“熱さ”を支えたのは、これまた“お決まり”な鬼教官を演じた藤竜也の怒号である。
クライマックス、救出された訓練生らの安否を確認するや、瞬間、帽子のつばを目深に下ろし涙を堪える。分かってても、こんな演出や演技なかなか正面きってできるもんじゃないよ。

「海猿 ウミザル」
2004年【日】
鑑賞環境:DVD
評価:7点

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