舞台は、時代不特定の日本らしき国。人々の生活の中で“ふいに”接触する異形の蟲たちによる現象と、それを専門に扱う主人公“蟲師”ギンコの旅路をめぐる。
新宿の本屋で最初にこの漫画の1巻を見つけてもう5年が経つ。
現在単行本は6巻まで(画像は5巻)刊行しており、ほぼ1年に一回新刊が出るというペースの作品。
普通、集めている漫画がそのペースで出られては、やきもきして仕方ないことが多いけど、この作品の場合、そういうことはまったく無い。
もちろん新刊が待ち遠しくないというわけではない。
この漫画が描く、特異な蟲たちの世界がそうだからなのか、主人公・ギンコのスタンスがそうからなのか、“ふいに立ち寄った本屋でふいに新刊を見つける”という感じが、この漫画自体の雰囲気にとてもよく合うのだ。
なんだか色んな意味で、不思議な作品である。
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