冒頭からいきなり繰り広げられる“トランスフォーマー”たちの怒濤の攻防。
人類の軍隊も加わって、もうどれが味方でどれが敵方なのか訳が分からなくなる程、爆発的で目まぐるしいCGシーンに興奮を通り越して、笑ってしまう。
その時点で、この映画の目的は達成されていると言っていい。
だから、その後に展開されるストーリーがどんなに稚拙だろうが、登場人物たちの安いドラマがちょくちょく挟み込まれようが、さらなる続編のための強引な伏線を見せられようが、非難するべきではない。
そういった容易に想像できるマイナス要素を安直に非難することこそ、浅はかだとさえ思う。
大の大人たちが、子供時代の「想像」を莫大な資金をもってして大真面目に具現化したこの”勢い”だけの映画を、その瞬間だけ単純に楽しめるかどうかで、人生の充実度は変わってくると思ったり、思わなかったり。
「トランスフォーマー/リベンジ Transformers: Revenge of the Fallen」
2009年【米】
鑑賞環境:Blu-ray
評価:6点
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