人生初の国際線。二つ目の楽しみは、機内上映だった。
そう映画鑑賞。どこまでいっても映画鑑賞。
国際線では、日本では封切り前の映画が観られるというのは、よく聞く話。
せっかくの機会なので、自分も封切り前の映画を観よう!と、思った。
が、よくよく考える……。
日本ではまだ観られない映画が観れるということは、とても貴重ではある。
しかし、観る環境はあくまで、極めて狭いエコノミークラスのシートであり、
映画を観る環境としては、劣悪極まりないことは言うまでもない。
果たして、観た事のない映画を、そんな環境で“初見”して良いものか。映画好きとしてそれはいかがなものか。
視聴可能な映画のプログラムを見ながら、しばし葛藤。
そして、導き出された結論は、
せっかくだから新しい映画は見たい。ただし、それほど面白くないことが容易に予想される娯楽映画を観ようということだった。
そうして選んだ映画が、「サブウェイ123 激突」。
二本目の白ワインの小瓶を飲みながら、まったりと鑑賞。
幸いというか、残念というか、案の定大して面白くない映画だった。
良かったのは、程よい「徒労感」を得られた事。
安眠なんて期待できるはずもなかったが、とりあえず寝てみることにした。
当然ながら、ほとんど眠れなかった。
うとうととなりつつ、シートの中で姿勢を変える度に目が覚めてしまう感じだった。
トータルで2時間寝たくらいだったと思う。
まあいいさ。
眠いのは、「時差ぼけ」だと思う事にした。(実際はオーストラリアの時差は1時間しかないけど)
とにもかくにも、生まれて初めて「外国」に降り立った。
初冬の日本から、初夏のオーストラリアへ。
飛行機を降りて、空気が夏のそれだと、自分の身体が理解するまで、少し時間がかかった。


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