オーストラリアに着いて、先ず初めに得た「経験」は、
「サンドウィッチが高い!」ということだった。
ブリスベン空港に着き、乗り換えのため1時間程空き時間があった。
朝食がまだだったので、空港の売店でサンドウィッチとフレッシュジュースを買った。
しかし、売られている商品には、何故か金額表示がない。
一体いくらなんだろうと思いながらも、
まあサンドウィッチの値段なんて知れたものだろうと考え、会計に臨む。
当然ながら、外国での“初買い物”。とても緊張する。
緊張するので、彼女(妻)に支払いをまかせて、背後からチラチラと覗いていた。
そして示された金額は、サンドウィッチ1個とジュース2本で、10数$。。。
エエッ!!日本円にして千数百円……。
んなアホな。と思うが、事実。
うろたえる余裕もなく、ただ支払い、「高いね」と言いながらサンドウィッチを食べた。
見た感じ美味しそうなサンドウィッチだったのだけれど、
これがまた不味かった……。
「味がない!」「高い!」と売店の横で不満の言いながら、
彼女(妻)は、サンドウィッチを頬張っていた。
旅先での「食」は、鬼門である。
その初っ端で、まさに出端をくじかれた形になってしまった。
が、「不味い」という感想を抱いたのは、ハネムーン期間中では、この空港のサンドウィッチだけだった。幸い。
→つづく。
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