ハネムーン vol.5「高いサンドウィッチ」

オーストラリアに着いて、先ず初めに得た「経験」は、

「サンドウィッチが高い!」ということだった。

ブリスベン空港に着き、乗り換えのため1時間程空き時間があった。

朝食がまだだったので、空港の売店でサンドウィッチとフレッシュジュースを買った。

しかし、売られている商品には、何故か金額表示がない。

一体いくらなんだろうと思いながらも、

まあサンドウィッチの値段なんて知れたものだろうと考え、会計に臨む。

当然ながら、外国での“初買い物”。とても緊張する。

緊張するので、彼女(妻)に支払いをまかせて、背後からチラチラと覗いていた。

そして示された金額は、サンドウィッチ1個とジュース2本で、10数$。。。

エエッ!!日本円にして千数百円……。

んなアホな。と思うが、事実。

うろたえる余裕もなく、ただ支払い、「高いね」と言いながらサンドウィッチを食べた。

見た感じ美味しそうなサンドウィッチだったのだけれど、

これがまた不味かった……。

「味がない!」「高い!」と売店の横で不満の言いながら、

彼女(妻)は、サンドウィッチを頬張っていた。

旅先での「食」は、鬼門である。

その初っ端で、まさに出端をくじかれた形になってしまった。

が、「不味い」という感想を抱いたのは、ハネムーン期間中では、この空港のサンドウィッチだけだった。幸い。

→つづく。

コメント

タイトルとURLをコピーしました