#ドラマ

2024☆Brand new Movies

「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」“フェイクニュースが生まれる時代、その理由と背景”

タイトル「Fly Me to the Moon(私を月に連れて行って)」は、ジャズのスタンダードナンバーから由来している。それが人類が月に持っていった最初の楽曲であるという。本作鑑賞後に、この楽曲にまつわる文脈を知ると、とても的確な映画タイトルだったのだなあと思える。
2024☆Brand new Movies

「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」“誰得?なこの狂気の映画世界そのものがジョーカーだったのかもしれない”

果てして「彼」は何者だったのか?この“続編”は、ただそのことのみを、哀しく、惨たらしく、容赦なく描き出す。そこにはもはやエンターテイメントと呼べるような要素はほぼない。映画の上映時間いっぱいに「苦痛」が満ち溢れていると言っても過言ではないだろう。
2024☆Brand new Movies

「シビル・ウォー アメリカ最後の日」“いろんなアメリカ人からのBサイドを観たい”

まず最初に印象的だったのは、本作の冒頭シーンである黒煙が立ち上るニューヨークの描写が、先日観たばかりのNetflix映画「終わらない週末」のラストシーンと地続きのように感じたことだ。そこにはアメリカ合衆国という大国が明確に孕んでいる“今そこにある危機”が、イメージの一致として表れていたのだと思う。
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2024☆Brand new Movies

「ヤクザと家族 The Family」“共感はしない。それでも、そこには人生があり、家族がある”

現代のこの国における“ヤクザ”という存在と、彼らが織りなす“家族”の物語。タイトルそのままの映画であり、故に極めてアンバランスで、安易な感情移入をさせないシビアさと、心地悪さに溢れた映画世界であった。
2024☆Brand new Movies

「ある男」“見えてくるのは、他の誰でもない自分自身の後ろ姿”

“主人公”という概念に対する本作のミスリードを感じ取ったとき、途端にこの物語が持つ本質に引き込まれた。“ある男”とは、結果として誰を指すタイトルだったのか。ラストの短いシークエンスでそれをあぶり出す本作の試みは、とても興味深く、とても感慨深かった。
2024☆Brand new Movies

「憐れみの3章」“絶対的支配による陶酔を抱き締めて、終わりなき奇怪なダンスを”

或る週末、とてもおぞましくて、気味悪い程に支配的で、あまりにも意味不明な映画を観た。エンドロールを呆然と見送りながら、殆ど何も理解できていないまま、かろうじて一つの事実には気付いた。上映時間の164分間、私は暗闇の中で、困惑と好奇が入り交じる感情と共にニヤつきを絶やすことが無かったということに。
スバラシネマReview

スバラシネマex「虎に翼」“今日も彼女たちは、その先の一寸の笑みを得るために黙々と踊り続ける”

さて、どこから語り始めるべきか。最終回放送から一週間たち、なかなか書き始めることができない。取っ掛かりを見出そうと、SNSを振り返ってみれば、「虎に翼」関連で自分が投稿したコメントだけで、文字数が1500字を超えていた。それはこの“朝ドラ”の類を見ない濃密さを物語っていた。
2024☆Brand new Movies

「終わらない週末」“週末と終末の狭間で、今私たちは生活している”

今世界は、疑心暗鬼に満ちている。自分以外の“他者”が、いつ、いかなる理由で「攻撃」をしてくるか分からない時代。人々は常にビクつき、防衛本能をフル稼働せざるを得ない。どうしてこんな世界になってしまったのか。国家レベルから、一個人レベルに至るまで、私たちは息を詰まらせて苦悩している。
2024☆Brand new Movies

「グランツーリスモ」“王道に沿ってコースアウトしない真っ当なスポーツ映画……”

想像以上に王道的なスポ根映画であり、レーシング映画だったなと思う。もっとリアリティを度外視したぶっ飛んだ映像表現だったり、破天荒なストーリー展開が繰り広げられるのかと思っていが、しっかりと地に足のついた映画世界が構築されていた。
2024☆Brand new Movies

「アステロイド・シティ」“様々な観点と同じ数の賛否を生む懐の深い映画”

メインストーリーを極彩色豊かな劇中劇として映し出し、舞台劇のように描き出した現実描写を挟み込んだ入れ子構造は、意図的に難解で、映画世界に没頭しづらい。けれど、その感情移入のしづらさそのものが、本作におけるウェス・アンダーソン監督の思惑でもあり、最終的には彼の生み出した世界に心地よく包みこまれていたことに気づく。
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