#ドラマ

2017☆Brand new Movies

「ハクソー・リッジ」<9点>

「戦争」と「信仰」、人間が生み出したその二つの価値観は、まさしく人間という混沌の象徴だ。本来、相容れぬはずの価値観を、同時に、「正義」だと掲げ続け、混乱と争乱を引き起こし続けてきたのが人類の歴史だろう。その二つの価値観に板挟みにされた一人の…more
2017☆Brand new Movies

「ノクターナル・アニマルズ」<8点>

エイミー・アダムスの美しいグリーンの瞳になにか不吉な予感がよぎる。あのラストカットが暗示したものは何だったのだろうか。鑑賞から数日が経つが、明確な結論が出ない。鑑賞直後は、待ち合わせ場所に現れないことが、主人公に対する元夫の復讐の終着点なの…more
2017☆Brand new Movies

「ドリーム」<9点>

「私には差別意識なんてものは無いのよ」と、キルスティン・ダンスト演じる白人女性管理職のミッチェルが、それが自分の本心だということを疑わずに言う。それに対して、黒人女性としてNASA初の管理職を目指すオクタヴィア・スペンサー演じるドロシーはこ…more
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2017☆Brand new Movies

「ムーンライト」<7点>

第89回アカデミー賞を例のドタバタの中で勝ち獲った本作。先ず何と言っても、ポスターのビジュアルデザインが秀逸だと思う。一寸、一人の男の表情を色彩を変えた切り込みを入れて写しているように見えるが、よく見ると3人の男の別々の表情がモンタージュさ…more
2017☆Brand new Movies

「複製された男」<6点>

“いかにも”な邦題を踏まえて、「フィリップ・K・ディックもどきのクローンものなのだろう」と認識し、サクッと観てさっさと寝るつもりだったのだが……。何なんだ、これは?何を見せられたのか?時折挟み込まれる不可解なカットに困惑を残しつつ、それら困…more
2017☆Brand new Movies

「三度目の殺人」<6点>

硝子を挟んで二つの「顔」が重なる。利己的な弁護士と虚無的な殺人犯。両者の発言と深層心理は時に絶妙に重なり合い、発される言葉が一体誰のものなのか一寸分からなくなる。主人公は、或る殺人犯の靄がかった深層に、自分自身の本性を見つけるのだ。ラストカ…more
2017☆Brand new Movies

「エル ELLE」<9点>

あまりにセンセーショナルなオープニングが、この映画のすべてを物語り、そこから始まるさらなる衝撃を暗示している。白昼、自宅にてレイプ被害に遭った主人公ミシェルは、只々冷静に、荒らされた室内を片付け、風呂に入り、“寿司”の出前をとる。そして平然…more
2017☆Brand new Movies

「失われた週末」<7点>

アルコール依存症の男が、“酒”を求めて彷徨い歩く。詰まるところ、ただそれだけの映画ではある。がしかし、そこには「依存性」の恐ろしさを初めて映画全編に表し、描ききった映画史的な価値と、男が“酒を飲めるか、飲めないか”という至極シンプルな焦点の…more
久々鑑賞☆おヒサシネマ!

おヒサシネマ! 「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」

9月1日のレイトショーで、最新作のアニメリメイク版を観た。映画づくり自体に対する志の低さと価値観の相容れなさが際立ち、全く受け入れることが出来なかった。帰路、夏が終わった翌日の冷ややかな空気が、体と心にしみた。あの二十数年前の、奥菜恵が忍び…more
久々鑑賞☆おヒサシネマ!

おヒサシネマ! 「僕らはみんな生きている」

くたくたに疲れた出張帰りの機内で、ひっさしぶりにこの映画を観た。バブル期の日本映画独特の滑稽な欺瞞に溢れてはいるのだけれど、無性に胸に迫るものがあった。曲がりなりにも“日本のサラリーマン”を10年続けてきて、彼らの悲哀としぶとさが身に染みる…more
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