2022☆Brand new Movies

スバラシネマReview

「オールド」映画レビュー “適切な死の順番、束の間の幸福”

詰まるところ、人間にとっての最大の脅威は「時間」であるということ。「時間」というものの非情さと残酷。それに直接的に脅かされた時、またはそれを独善的に操れると知った時、人間は狂気と慈愛の狭間で混乱し、混沌を生む。
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「ソー:ラブ&サンダー」映画レビュー “中身の乏しさと、ロキ不在という物足りなさ”

タイカ・ワイティティ監督らしいエキセントリックな表現やキャラクターたちの言動はユニークだけれど、ストーリーの根幹に存在すべきテーマがひどく散漫で、愛すべき“おふざけ”がただの“緩み”のまま終始してしまっており、中身の乏しい映画に仕上がってしまっている。
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「ラストナイト・イン・ソーホー」映画レビュー “現在と過去との交錯が浮き彫りにする罪と闇”

“ソーホー”とは、ロンドン中心地に位置する1エリアのこと。そういうロンドンという街の歴史や、文化的な文脈に精通していれば、より一層この映画の魅力は増大したことだろう。
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「ナイル殺人事件」映画レビュー “嗚呼、なんて不憫な名探偵”

随分前から動画配信サービスのマイリストに入りっぱなしになっていたケネス・ブラナー版の「オリエント急行殺人事件」を鑑賞し、立て続けにその続編である本作「ナイル殺人事件」を鑑賞。異国情緒溢れる豪華絢爛な映画世界をトータル4時間分堪能して、取り敢えず満腹感は大きい。
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「オリエント急行殺人事件」映画レビュー “王道に溢れる豪華絢爛な様式美”

とても真っ当に「豪華絢爛」な映画だったと思う。豪勢に作り込まれた列車内の美術や調度品、雪原を突き進む急行列車の雄大な風景、そして昨今ではなかなか見られない“オールスターキャスト”。それらの娯楽要素がこの映画企画の中核であることは間違いなく、求められるクオリティでしっかりと仕上げてみせている。
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「Adam by Eve: A Live in Animation」映画レビュー “欅坂の長編MVなら良かったのだけれど”

どういう類いの作品であるかをろくに確認せずに、Netflixのピックアップに上がっていた中から作品時間のコンパクトさに惹かれて鑑賞。実写とアニメーションが融合した興味をそそる映像世界ではあったけれど、存在すら知らなかった気鋭アーティストの“長編MV”だった。
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「トップガン マーヴェリック」映画レビュー “世界No.1映画スター(映画バカ)によるミラクル”

トム・クルーズがトム・クルーズであることを貫き通したことが、また一つアメージングなエンターテイメントの傑作を生み出したのだと思う。そう断言してしまっていいくらい、本作にはトム・クルーズという“映画人”の生き様が凝縮されている。
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「台風のノルダ」映画レビュー “薄くて冗長な26分間”

まず、この作品は一体どういう“意気込み”で制作されたのかと疑問を禁じ得ない。表層的には割と美しいアニメーションが映し出されるので、期待感は生まれる。
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「犬王」映画レビュー “作品内外で奏でられる二人の共鳴”

語られぬ者たちの時代と怨念を超えた狂騒曲。この国が誇る最古の舞台芸術である「能楽(猿楽)」をメインフィールドにして、時代に埋もれた能楽師と名も無き琵琶法師の友情と狂気が、縦横無尽のアニメーション表現の中で描きつけられている。
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「孤狼の血 LEVEL2」映画レビュー “狂気乱舞のオール悪人映画”

前作「孤狼の血」は、現在の“ヌルい”娯楽映画が蔓延るこの国の映画界において、確実なカウンターパンチとなり得る“アツい”作品であったことは間違いない。血と脂汗が入り混じって匂い立ってくるような暴力性とその熱量は、往年の大傑作「仁義なき戦い」をはじめとする東映のジャンル映画を彷彿とさせた。
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