2006☆Brand new Movies

2006☆Brand new Movies

「江分利満氏の優雅な生活」

普通の人生をできるだけ普通に送ろうとする普通な男の、笑いと悲哀。 誰にでも起こり得る、というか誰にでも実際に起こっている人生における事象を、独特の映画のリズムに乗せ“映画感情”たっぷりに描き出す。 オープニングをはじめとする映画ののテンポ感…more
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「殺人狂時代」

レトロなアニメーション調のオープニングから始まり、全編にわたって醸し出されるモダンでハイテンションな映像世界。日本映画界における娯楽映画の巨人・岡本喜八の真骨頂がここにあると思う。 一癖も二癖もある飄々とした大学講師に、変人揃いの13人の殺…more
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「犬神家の一族(2006)」

映画監督・市川崑、91歳。 はっきり言って、ただそれだけで、日本の映画界における至宝であり、伝説である。 その大々巨匠が、再びメガフォンをとる(この言い方ももはや年季を感じる)。しかも撮るのは「犬神家の一族」、主演は30年前と同じ石坂浩二、…more
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「大怪獣ガメラ」

1965年に制作された今作は、大映が東宝の「ゴジラ」に対抗して生み出したということがありありと伺える。 亀の大怪獣「ガメラ」というキャラクター性と発想は、その時すでにスーパースターとなっていた「ゴジラ」のそれと極めて類似はしているが、ユニー…more
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「雪に願うこと」

「勝負は勝たなければ意味が無い」 「勝負は勝つことだけがすべてではない」 本当はどちらが正しいのか、僕には分からない。 でも、この映画と、「ばんえい競馬」は、その両方を物語る。 人生の中で挫折し、傷ついた心を、凍てつく北の大地と「ばんえい競…more
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「ただ、君を愛してる」

<<ネタバレアリ>> どんな形であれ、やはり“別れ”というものは、哀しくて、切ない。 奇しくも二週連続で、たまらなく切なくなる“別れ”を描いた映画を観た。 互いに心の中に悩みやコンプレックスを持つ二人が、出会い、惹かれ合い、寄り添う。 ただ…more
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「虹の女神 Rainbow Song」

淡い光の中で、様々な人間たちがそれぞれの思いをありのままに繰り広げる。 こういう映画は、僕自身が映画を見始め、映画を志した頃に好んでよく見たタイプの映画で、好きだし、弱い。 加えて主人公たちも、映画を撮り、フィルムを遺すのだから、もう個人的…more
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「サマータイムマシン・ブルース」

「SF」と聞いて個人的に真っ先にイメージされるものは“タイムマシン”であり“タイムトラベル=時間移動”だったりする。 ストーリーの要素としてとても好きなものだし、故にありとあらゆる“タイムマシンもの”を見てきた。 そもそもが、「空想」の範疇…more
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「クレヨンしんちゃん/嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 」

アニメ映画というものは、ふいにとても大きな感動を生むものである。 意外な秀作として評判の高いこの「クレヨンしんちゃん」の映画も、その類だろう。 大人たちの中に大切に残る“懐古感”と、子供たちが生きるべき“未来”との間で奮闘する野原一家の姿に…more
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「かもめ食堂」

くたびれた日々の中の週末、長い秋の夜、とても良い映画を観ることができた。 ほんとうの“やさしさ”とか“やすらぎ”というものは、潔いつよさの上に存在するものだと思った。 フィンランドという国に、そこでさりげなく構える小さな食堂に、そしてこの映…more
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