脇を締める

「ラグビーは面白い」

と、ウチの母親はよく言っていた。

ただやはり自分らの世代では馴染み浅く、

たまにテレビ観戦していても正直ルールが複雑すぎてよく分からないという印象が強く、

両親世代を中心に根強い“熱”がある人気スポーツであることは認めつつも、

よく知らないスポーツの一つであったことは否めない。

多くの国民と同じく、“ミーハー”な熱狂であることは認める。

それでも、今回のワールドカップでの日本代表の「快進撃」による熱狂は、

あまりに幸福で、あまりに偉大な、

日本のラグビー界は勿論、この国のスポーツ史において、大いなるトピックスだったと思う。

大強豪・南アフリカ撃破から始まった今大会の日本代表の戦績は、

予選リーグ3勝1敗で、敗退。

海外メディアは、「最強の敗者」と今大会の日本代表を讃えた。

本当に素晴らしい戦いぶりだったと思う。

一躍国民的スター選手となった日本代表の五郎丸歩のキック時のルーティーンが印象的だった。

しっかりと脇を締めて、精神と身体を一点に集中する様は、

色々な意味で教訓にすべき「姿勢」なのではないか。

次回大会は日本開催。

正真正銘、日本代表を誇れるスポーツの一つとして、

学生競技、社会人競技含めて、このスポーツを楽しんでいきたい。

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