絶体絶命

今放映している富士ゼロックスのCMが印象的だ。

横綱白鵬ががっぷりと組み合う。相手は白鵬自身。

競り勝つと、直ぐさま背後に次の挑戦者が現れる。

次の相手も、自分自身。

一人横綱の独壇場である今の大相撲と、

自らに打ち勝ち続ける大横綱の“強さ”を如実に表したCMだと思う。

今の白鵬を支えているものは、歴史ある「大相撲」の横綱であるという誇りだけだと感じる。

今の相撲界のどの関取よりも、相撲を愛し、勉強している。

今日、春場所の開催中止が正式発表された。

本場所の開催中止は、戦争で被災した国技館の修復の遅延が原因となった1946年の夏場所以来、65年ぶりとのこと。

八百長問題は由々しきことだと思う。明るみになった以上、実態の解明は必要だろう。

ただそんなことよりも、

このような不祥事で、自らの誇りを見せるための場を失ってしまった横綱の心情が心配でならない。

鍛錬をし、勉強をし、勝ち続けた先のこの現状。

「嫌気がさした」と言って、モンゴルに帰られたとしても、もはや仕方が無い状況だとすら思う。

情けない話だが、この数年間ずうっとそうだったように、

相撲界はまだまだモンゴル人の横綱の“強さ”に頼るしか無い。

実際問題、かなり絶体絶命な状態だと思う。

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